アゼリアゴルフ倶楽部から「れいせんゴルフ倶楽部」(7月1日変更、亀岡市曽我部町犬飼大杉霊仙ヶ岳1)にゴルフ場名を変更し、新経営者となったれいせん(株)の河合秀行代表は、これまでの経緯を説明し、会員の処遇や今後の運営方針について明らかにしたという。
平成9年12月に同GCの旧経営会社・京都亀岡観光(株)が預託金返還問題から、ゴルフ場の土地・建物をアツミ企画(有)に売却し平成10年5月、転籍会員が主体となり(有)京都アゼリアゴルフ倶楽部を組織、ゴルフ場名を京都アゼリアGCに変更して、運営はアツミ企画と貸借契約を交わした京都亀岡観光が行っていた。
一方で旧・にのうみGCの一部会員は、平成11年2月に京都亀岡観光に対し破産申立(同年7月6日破産宣告)てを行い、同2月から(有)京都アゼリアGCは従業員を引き継ぎ自主運営を開始も、(破産宣告で)破産管財人からゴルフ場の占拠を理由に訴訟を受けたという。
管財人との協議で、アツミ企画が土地・建物の所有権を管財人に返還することで合意し、平成15年4月4日付けで、大阪の芝球(有)がゴルフ場を買い取り所有会社に、同GCは(有)京都アゼリアGCが芝球(有)と土地・建物の貸借契約を結び、同年7月からはコース名をアゼリアGCに変更して運営してきた。
その後、オーナー企業が経営することに決め、会員関係者が昨年8月17日付けで設立した、れいせん(株)が今年1月1日に芝球と土地・建物の貸借契約を結び、(有)京都アゼリアGC(今年4月14日清算)から運営を受託し、れいせんGCに変更し一新したという。
現会員数は約1240名(アゼリアの会員は預託金を放棄しプレー会員権に、他の会員は同年4月に13%の破産配当を受けプレー権消滅)となっており、れいせんでは「預託金債権もなく権利関係も含めすべてクリアになった、来場者に喜んでもらえるゴルフ場にしたい」と話している。
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