平成5年にパブリック制で開場したいわきグリーンヒルズカントリークラブ(福島県いわき市)の施設と運営会社を(株)協和コーポレーション(高橋博之代表取締役、TEL:03-5023-7311)のグループ会社が買収し、6月16日に「へレナ国際カントリー倶楽部」(TEL:0246-62-0555)に名称を変更、会員制ゴルフ場として同日仮オープンしたことが判明した。
買収した(株)協和コーポレーションは、環境問題・CO2の削減を掲げ、環境機器の開発や製造販売、熱分解装置「コスモ口ボ」のプラントを全国に展開している会社で、運営会社の(株)磐城グリーンヒルズを商号変更した(株)へレナ・インターナショナル(西山寛代表取締役)が施設全体の名称を「ヘレナ・インターナショナル・クラブ」として運営に当たる模様。
乗馬クラブを併設した日本では初のゴルフ場で、今後は電気自動車(EVカー)のサーキット場、チャペルやスパ&スポーツスタジアム等の整備していくという。
また、45万円、1名+1無記名を80万円、2+2無160万円、1+3無200万円等で、各200口の(入会金のみ)募集を開始し会員制に転換し、乗馬クラブも1名30万円等で募集している。
同CCの経緯は、
・平成3年1月、事業主体の(株)ナナトミが和議開始を申請し事実上倒産(負債約3000億円)
(1700億円をかけホテル(15階建て、174室)を中心とした会員制クラブを予定)
・施工会社で債権者の飛島建設の関連会社が施設を買い受け、売却先を模索中
ヘレナ・インターでは今後同ホテルを改修し使用する予定、母体の協和グループが環境問題に取り組んでいることから、広大な土地を「CO2削減の森」として環境に配慮したリゾートを目指すと話している。
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