帝国データバンク(平成20年4月10日付け)によると URL=http://www.tdb.co.jp/
「愛知」 榊原国際観光(株)(資本金3000万円、瀬戸市汗干町68、代表長江鋭夫氏)は、3月31日に名古屋地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は大野博昭弁護士。
当社は、1969年(昭和44年)3月に設立され、休眠状態にあったものを、86年9月に現代表の長江氏が買収したゴルフ場の経営を目的に再開したもの。
ゴルフ場「三重中央カントリークラブ」(三重県津市白山町)の事業を継承した後、91年にクラブハウスを新設、93年には18ホールから36ホールに増設し、95年6月期には年収入高約15億600万円を計上していた。
しかし、その後は利用者の伸び悩みにより、99年6月期の年収入高は約11億4500万円にとどまり、ゴルフ場の買収資金や、クラブハウス建設などの設備投資に伴う借入金が重荷となっていた。
このため、99年11月からはゴルフ場の運営を別会社に委託、営業権および借入金を売却しゴルフ場の賃貸業として経営体制の立て直しを図っていた。
ところが、この売却を巡る当社株式の引渡し請求に関する訴訟を抱えたことや、預託金の償還訴訟が重なり、経営状態は悪化。
このため、ゴルフ場を売却し、金融機関からの借入金は整理回収機構へ移され、当社としての事業は休止していた。
負債は約170億円。
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