山甚物産グループは、昭和49年開場で自社グループで開発したロイヤルオークカントリー倶楽部(27H、群馬県高崎市倉淵町三ノ倉2681)を3月31日に売却した。
経営の(株)ロイヤルオークカントリー倶楽部(山本博充代表取締役)が同日付けで会員に通知した「株主変更のご案内」では、同社株式を(株)関東管財マネージメントに譲渡し、山本氏も代表取締役社長の職を辞任するとしている。
※以前の経営会社名は、伊勢原CC・大秦野CC(共に神奈川県)を経営する
東海開発(株)(山本代表)だった。
案内では、「預託金償還問題、来場者の減少、営業収入の逓減など当社を取り巷く厳しい環境を乗り超え、会員、ゴルフ場にとってより良い打開策を求めて苦慮していたところ、仲介の労を取っていただく方が見つかり、以下の諸点を勘案、関東管財マネージメントに経営をお願いする決断を致しました」と報告している。
以下の諸点とは譲渡先についで、
@ 隣接のべルエアCCを経営し、地域の実情に理解がある。また管理機械、経費等の面で共用化
による相乗効果を発揮し得る、
A 関東地区を中心に多くのゴルフ場を経営し、ノウハウが豊富。会員にとっても提携等により
メリットの提供が可能、
B 理事会・各委員会の運営、従業員の雇用等、これまでの経営方針を基本的に踏襲、
C 資金カがあり、設備改修等ゴルフ場のハード面を充実し、会員の期待に応えられる、
・・・・としている。
後任の社長には安達義興氏が就任、新しい経営体制のもと4月以降も通常営業を続けるとしている。会員からの問合せは同CC東京事務所 (TEL03-5919-4588)で応じ、運営も従来通り(株)ロイヤルオークCCが行う。
同社によれば、株式の売買であるため会員のプレー権、預託金は従来通りという。なお、会員権の名変は4月1日からコースで取り扱う。会員数は約3000名という。
譲渡先の(株)関東管財マネージメント(遠藤武雄社長、東京都中央区京橋3-4-2)は、JGMグループゴルフ場の所有会社。
グループのゴルフ場運営会社・(株)ジャパンゴルフマネージメン卜(本社同、統括=東京支店、新宿区、TEL03-5369-3188、JGM)はべルエアCCや、やさと国際GC(18H、茨城県)など国内8コースの他、グアムインターナショナルCC(グアム)を運営している。
JGMは最近では今年1月に民事再生法を申請した東千葉CC(36H、千葉県)のスポンサーに内定して話題ともなった。
一方、東海開発(株)で伊勢原CC(27H、神奈川県)と大秦野CC(18H、同)も経営している山甚物産グループは「競争が激しい地域で売上げ減もあり単独経営が難しく、地域的に神奈川のコースとの相乗効果も少なかった。グループとしては2コースの経営に傾注したい」としている。
↓↓↓ 平成28年2月3日追加(山甚グループ関連情報)
平成27年2月2日、伊勢原CC、大秦野CCを経営の東海開発(株)が民事再生法を申請
↓↓↓ 平成28年10月20日追加
平成28年12月31日をもって、JGMロイヤルオークGCを閉鎖
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