東証一部上場の冷凍食品大手・(株)加ト吉(香川)は4月14日に上場廃止となり、同月18日にJTの完全子会社になることが判明した。この件に関してJTホームページでも、平成20年11月22日付けで、
加ト吉、JT及び日清食品における冷凍食品事業の統合について
〜冷凍食品事業を中核とするグローバル食品メーカーを目指して〜
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株式会社加ト吉(以下、「加ト吉」といいます。)、日本たばこ産業株式会社(以下、「JT」といいます。)、及び日清食品株式会社(以下、「日清食品」といいます。)は、本日、三社における冷凍食品事業を統合することについて、合意に至りましたのでお知らせします。
三社は、本日の合意に基づき、まずJT が公開買付け等により加ト吉を100%子会社化します。その後、この完了を条件としてJT 保有の加ト吉株式の49%を日清食品に譲渡することを予定しており、その上でJT冷凍食品事業と日清食品冷凍食品事業を、それぞれ加ト吉に移管することといたします(以下、「本件統合」といいます)。
以下、省略
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のように案内している。
加ト吉は、平成6年8月に(株)地産から湯原CC(旧・チサンCC湯源、岡山県)を買収しゴルフ場経営に初参入し、屋島CC(香川県)、久米CC(岡山県)を次々に買収して、コースのゴルフ場を傘下に持つ。
JTはこのゴルフ場に関する方針を明らかにしていないが、加ト吉の東京本社では、ゴルフ場事業についてはこれまで検討を加えたことがないとし、「当社は本業回帰ということになるでしょう」と説明し、ゴルフ場経営からの撤退を視野に入れている模様。
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