『 武蔵富士カントリー倶楽部の経営会社・(株)鳩山レイクは、1月15日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令ならびに監督命令を受けた 』と報じたが、このほど会員を含む一般債権者に再生計画案が配布されたことが判明した。
申請理由及び計画案の骨子は、
・申請した経緯は、「バブル崩壊に伴う来場者数の減少、プレー料金の値下げ競争等の要因により
慢性的な赤字経営が続く中、償還期限を迎える会員ヘの預託金債務について営業収益等に寄っ
て弁済が不可能と判断」と説明。
・スポンサーは入札の結果、オリックスグループのオリックス・ゴルフ・マネジメント(株)を選定。
・(株)鳩山レイクは、認可決定確定の約1カ月半後に会社分割の方法により新たに設立する子会社
にゴルフ場事業を承継させ、新設会社の株式をオリックス・ゴルフ・インベストメンツ有限会社に売却
する。
・(株)鳩山レイクは第1回の弁済終了後に解散し、追加弁済の実施及び債務免除後、清算する。
会員への弁済条件(退会・継続会員の弁済総額は同等)は、
・退会会員は、会社分割の日から1カ月以内に、
預託金2,700万円の約16・48%(445万円)を一括弁済。
預託金1,000万円の特別会員は164万8,148円を一括弁済。
預託金が5,400万円の会員権は2口に分割し、1口毎に退会申出を行う。
・継続会員は、預託金2700万円の約4・63%(125万円)を一括弁済し、
320万円(約11・85%)が新預託金(10年裾置)となる。
特別会員は46万2,962円を弁済、118万5,186円が新預託金となる。
・弁済後に残余財産かある場合は追加弁済を行う。
・名義書換は、事業承継後の適切な時期に再開する。
尚、計画案の賛否を問う債権者集会は、6月18日に開催されるが、事前の5月14日に会員向け説明会を開く予定。
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