『 伊香保GC岡崎城城コースと伊香保GC清瀧城コースの経営会社・(株)伊香保ゴルフ倶楽部は、東証二部上場の(株)スルガコーポレーション(横浜市神奈川区台町15-1、TEL:045‐31-0361)の子会社・(株)ニュー伊香保ゴルフクラブに22億円で譲渡されることに
』と報じたが、
新聞等の報道通り、「スルガコーポレーションがピル立退き交渉を巡り、3月4日に大阪市の不動産会社社長らが弁護士法違反の疑いで逮捕された事件で関与が指摘され、反社会的な勢力との関係を追求される事態に発展」のため、大口債権者のRCCが不同意を表明、地裁は同社ヘの事業譲渡を認めない決定を下した上、破産手続き移行を示唆したことが判明した。
申請代理人によると、選定の透明性を保つため計画案提出期限を3月31日まで2ヶ月伸長し52社に打診、入札の2社の中で”22億円”と格段に高かった(株)スルガコーポレーションを選定、2月8日に東京地裁へ事業譲渡の許可申請を行っていたところに今回の事件が起きたという。
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経営会社・(株)伊香保ゴルフ倶楽部と会員有志・「伊香保ゴルフ倶楽部を守る会」は個別に、地裁に再生手続きの伸長を求めたが、双方とも認めてもらえなかった。そこで、双方共に「破産回避は同じ」とし、
・経営会社の(株)伊香保ゴルフ倶楽部は、
株主の(株)フューチャーインベストメントを支援先とした再生計画案を提出
会員ヘの弁済額は従来の6千円~1万円より多い、一人1万円以上
・会員有志の「伊香保ゴルフ倶楽部を守る会」は、
従業員や地権者の協力の元、会員側で自主再建する独自の再生計画案を提出
会員の署名も2千名以上集めた
両計画案は4月25日開催の会員説明会で発表され、同日監督委員が両計画案を付議するか否か、意見書を提出する段階となり、監督委員、地裁の判断が注目されるところとなった。
ちなみに、フューチャーインベストメント(東京都台東区上野5-11-2、永田仁代表取締役)は投資会社で、平成17年に軽米フェニックスCC(現・ニュー軽米CC、岩手県)を競売で落札し、運営を委託して経営を続けている。
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