兵庫県警と宮崎県警合同捜査本部が、ゴルフ場事業への投資名目で許可を得ずに出資金を集めた疑い(出資法違反容疑)で、7月4日に東京都中央区の広告会社・メディア通信社や大阪市中央区のコンサルタント会社・サンクチュアリなど関係先を家宅捜索した。
兵庫県警生活経済課では「捜査段階のため公表していない」としているが、報道によると、同社関係者らは西日本で平成17年から18年にかけて説明会を開き、「1口100万円出資すれば、2年後に2倍になる」とか、「九州のゴルフ場を買収し、韓国で会員権を販売する」などと宣伝し、正当な資格がないのに顧客から金を集めた疑い。
また、関係したとされる東京の不動産会社「ブライトン インターナショナル インベストメント」からも事情徴収したという。
今のところ該当するゴルフ場は不明(熊本県阿蘇市のゴルフ場を買収すると宣伝したとの報道もあり)だが、実際に買収したゴルフ場はなかった模様。投資家から「配当金がない」などと苦情があり、捜査しているという。
捜査本部では、詐欺容疑での立件も視野に入れている模様だ。
韓国でのゴルフブームを背景に、九州のゴルフ場を買収しようとする韓国系企業も多かっただけに、報道の通りとすればそのブームに便乗したものとみられる。
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