グリッサンドゴルフクラブ(旧・ザ・プリビレッジGC、18H、千葉県成田市十余三30、TEL0476-22-5555、経営=(株)グリーントラスト、TEL03-5157-5557)は、旧経営陣との訴訟が終了したこともあり、このほど第1次会員募集を開始した。
募集金額は、665万円(入会金315万円=消費税込み、預託金350万円=20年据置)で、定員は100名としている。入会資格は、原則として2ヶ所以上のゴルフクラブに入会などとなっている。
グリーントラストは、債権をまとめて同GCの経営権を取得。平成15年4月から現ゴルフ場名で経営し、旧・ザ・プリビレッジGC会員を対象に縁故1次として49万9500円で募集を行った。
この募集で284名が入会、さらに15年6月からは352万5000円、定員150名で縁故2次募集を行い147名が入会したという。
その後は、旧経営陣との間で10件以上の訴訟を抱えていたため募集を控えていたが、いずれも勝訴し問題がなくなり、募集を再開したという(現会員数は計431名で、最終会員数は1000名)。
ちなみに訴訟の関係で、グリーントラストは直近の判決(今年1月24日判決)で勝訴しているが、メインの裁判であった”建物収去土地明渡等請求事件”の判決は、昨年10月20日に東京地裁民事第25部(片田信宏裁判長)から下りている。
旧経営者が代表を務める法人が、同GCのクラブハウスの土地明渡しとハウス撤去をグリーントラストに求めて争っていたもの。
判決文によると、同法人はクラブハウスの用地を所有する地主と平成12年1月13日に売買契約を結び、同13年7月19日に代金の一部1900万円を手付金として支払った。同法人は、この契約を理由に土地の明渡しと、その上に建てられたハウスの撤去を求めた。
これに対して裁判所は、地主は14年5月16日に同法人に手付金を返金したことなどを理由に「売買契約は合意により解除された」と認めた。
地主と同法人と争った裁判でも、同法人側の敗訴が確定しているとも指摘。このことから裁判所は、同法人の請求は「理由がない」と断定し、請求を棄却している。
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