昭和12年開場の大阪ゴルフクラブ(18H、大阪府泉南郡岬町深日31、TEL0724-92-2011)は、運営していた任意団体「大阪ゴルフクラブ」を5月末で精算し、6月1日から南海電鉄が設立した運営会社で営業を行うことが分かった。
同クラブは昭和42年から株主会員制を採用し、法人格を持たない任意団体「大阪ゴルフクラブ」が運営していた。しかし、近年の来場者減少等により経営が悪化。
そこで、クラブハウスを所有していた(株)大阪ゴルフクラブ(南海電気鉄道(株)が筆頭株主で、その他会員が1株ずつ出資)は金融機関からの借入金返済に充てるため、平成18年3月27日にクラブハウス本体建物等を南海電気鉄道(株)に売却し、収支改善に努めていた。
しかし、経営改善には至らず資金繰りが困難なことから、従来から同クラブの土地を所有している南海電鉄に支援を要請。
これを受けて南海電鉄は4月12日付けで同社100%出資による新運営会社・(株)南海大阪ゴルフクラブ(森本將之代表、住所・TEL=大阪GCと同)を設立し、6月1日から南海電鉄による運営を開始することになった。
同クラブでは「これまでの累積赤字の立て直しを図るため、運営体制を整備した」と話している。会員については、同クラブでは株主会員が多くを占めているが、数十名の預託金会員の預託金及びプレー権も南海電鉄が全てを引き受ける。
なお、以前クラブハウスを所有していた(株)大阪ゴルフクラブは名義書換業務等を目的とした法人として存続し、同クラブを運営していた任意団体の大阪ゴルフクラブは5月末で精算手続きをするとしている。
南海電鉄では「今後は1億円を投じてコース・ハウスの改造、そのほか新たなメンテナンス機器や営業システムの導入を予定している。同クラブを立て直し電鉄沿線価値の向上を図りたい」と話している。
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平成19年6月から南海電鉄による運営を開始した大阪GCは支配人の人事異動を行った。松端伸宣支配人が定年退職し、後任に松本幹宏氏が就任した。
また、南海電鉄会長の山中諒氏が、7月15日付けで同クラブ理事長に就任している。
↓↓↓ 平成27年6月5日追加
南海電鉄グループのゴルフ場経営会社が合併
南海電鉄グループの下記ゴルフ場の経営会社は、平成27年7月1日に吸収合併する旨を、同年5月21日付け官報に公告した。ゴルフ場経営管理・指導を行っている南海ゴルフマネジメント(株)(竹田信男社長)が、下記2ゴルフ場の権利義務全部を承継して存続し、他2社は解散するというもの。
掲載元 http://www.nankai.co.jp/group/nms/koukoku/pdf/oss_gappeikoukoku-270521.pdf
(表示方法)
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・南海ゴルフマネジメント(株) |
大阪市浪速区難波中2-8-110 |
(存続会社) |
竹田信男社長 |
最終貸借対照表 |
http://www.nankai.co.jp/group/nms/koukoku/oss.html |
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・大阪ゴルフクラブ |
http://www.nankaiosaka-golf.co.jp/ |
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大阪市中央区難波5-1-60 |
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経営:(株)南海大阪ゴルフクラブ
竹田信男社長 |
最終貸借対照表 |
http://www.nankai.co.jp/group/nms/koukoku/nogc.html |
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・橋本カントリークラブ |
http://www.hashimoto-cc.jp/ |
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和歌山県橋本市隅田町下兵庫1123 |
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経営:南海橋本観光開発(株)
竹田信男社長 |
最終貸借対照表 |
http://www.nankai.co.jp/group/nms/koukoku/hcc.html |
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両ゴルフ場の会員の権利も従来通り。合併理由について同グループは「商品仕入れ等スケールメリットを生かすため」と話している。
南海グループ会社 URL=http://www.nankai.co.jp/groupinfo/group.html
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