石地シーサイドカントリークラブ(18H、新潟県柏崎市西山町大崎873)を経営し、民事再生手続中の(株)石地観光開発(谷口誠社長、本社=コース、申請代理人=小杉公一弁護士、TEL03-5532-1871)は、先ごろ自主再建型の再生計画案を会員等の債権者に送付したが、その計画案から南千葉ゴルフ&リゾート(18H、千葉)の関連ゴルフ場になっていることがわかった。
計画案等によると同社の親会社は、平成18年秋に同社の全株式を取得した(株)トップワン(東京都港区西麻布1-8-11、戸塚大輔代表取締役)。
本紙既報通り、トップワンはマザーズ上場の(株)ネクストジャパンホールディングス(以下=ネクスト、大阪府吹田市、代表取締役=藤原治代氏他1名)の筆頭株主(32・09%保有)で、加えてトップワンが支配していた南千葉G&Rを昨年8月21日にネクス卜に売却している。
これらのことから、石地シーサイドCCと南千葉G&Rは関連ゴルフ場であることがわかった。
ちなみに計画案では、トップワンとネクスト、それに不動産業の(株)ABCホーム(東京都中央区八丁堀1-7-2、塩田雄司代表取締役)の3社から弁済資金等の支援を受けて、自主再建するとした内容になっている。
会員に関する再生条件は、継続会員には預託金の1%を再生計画認可決定確定後3カ月以内に一括弁済し、継続会員はその1%を新預託金(12年据置き)にするとしている。
また、約7900万円ある担保権付債権の債権者は、同社のスポンサーであることから、問題はないとしている。
さらに、弁済資金の他に乗用カートの導入や管理機器の買換え等の経費として約1億4700万円等を見込んで、再生計画案を作成したと説明している。
なお、確定債権者数は3421名(内会員3338名)で、確定債権総額は179億1162万円余(内預託金179億325万円余)と報告している。
決議は、2月22日開催の債権者集会(書面投票と併用)で行われる。
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