ゴールドマン・サックス(GS)グループの(株)アコーディア・ゴルフ(竹生道巨社長、東京都渋谷区、TEL03-6688-1500)が、秩父国際カントリークラブ(18H、埼玉県秩父郡皆野町三沢4633-1、TEL0494-65-0316)を経営する(株)秩父ゴルフクラブ(大本榮一代表取締役、東京都千代田区)の経営権を取得することが明らかになった。
(株)秩父GCが、平成18年8月吉日付けで会員に宛てた通知で明らかになったもの。それによると親会社で上場企業の(株)大本組が、(株)秩父GCの全株式を9月15日付けでアコーディアに譲渡する(譲渡代金等は未公開)としている。
昭和50年にオープンした同CCは、創業者の杜撰な経営もあり、コースとクラブハウスを施工した大本組が(株)秩父GCを設立し、53年3月に経営を肩代わりした。
今回の経営交代について、大本組は「時代とともに高度なゴルフ場運営のノウハウが必要になってきたので、実績のあるアコーディアに経営を引き継いで頂くことになった」と説明している。
同CCには、正・平・週日会員を含め約1000名(預託金額数億円)の会員が在籍する。株式の譲渡ということで、同CCもアコーディア側も「会員の権利・義務の変更は全くない」という。
同CCは従来から退会希望者には預託金を返還しており、これについても「経営交代後も以前と変わらず退会希望者に対しては、預託金を随時返還する」と説明している。また、財政基盤の強化をは図るため、株式譲渡前に増減資を実施すると報告している。
モノレールカートについては、乗用カートに切り替える予定。預託金も少額で増減資等も行うことから、法的整理など経営上の問題は起こらないと見ることが出来る。
なお、アコーディアグループの保有ゴルフ場は、同CCのグループ入りで101コース(他、ショートコース1コース)になる。
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