グリーンハットウィンザーカントリークラブ(18H、岐阜県中津川市飯沼1511-456、TEL0573-63-3311)が平成18年3月からクローズしており、再オープンが長引きそうな雲行きとなっている。
クローズの直接の原因は、ゴルフ場用地を所有している地元の飯沼生産森林組合が同CCを運営しているグリーンハットジャパン(株)(以下ジャパン社)に対し、今年3月末に岐阜地裁多治見支部で仮処分決定がでたため。
これに対し、ジャパン社は貸借契約は有効だと主張し、同多治見支部で本裁判となっており、この裁判が今後の営業再開の行方を左右しそうだ。
同CCは、平成15年から運営していたグリーンハット(株)が債権者の申立で既報通り昨年2月に破産宣告を受けた。このため、営業継続が不安視されたが、現運営のジャパン社は破産宣告前に営業譲渡を受けていた(平成17年10月から運営)として、営業を続けてきた。
破産管財人側もグリーンハット(株)には既に所有権、資産がなく、破産廃止になる見込みだとしている。これで、ジャパン社は、森林組合との裁判・話し合いが決着すれば営業再開できることとなる。
もっとも、クラブハウスを占有しているジャパン社は、債権者で所有権者の鉄工会社からクラブハウスの明け渡し裁判を受けている立場にある。森林組合は貸借契約を締結したグリーンハット(株)が破産したことを理由に、先の鉄工会社子会社と土地の賃貸借契約を既に結んでおり、鉄工会社側で運営される可能性も強くなっている。
現運営会社は、会員に対して6月末までクローズする旨、通知しているが、クローズ中はコース管理を行っていないとしており、裁判で決着し現運営会社側で営業再開できるとしても「7月末になる見込み」という。
いずれにしても、今後の裁判・話し合いで営業主体、営業再開時期が決まることになりそうだ。
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