ゴールド・クレストグループ関連の(株)サクセス・プロ(三浦倫社長、東京都中央区日本橋2-2-6、TEL03-3516-7693)は平成7年開場のプレジデントカントリー倶楽部(27H、栃木県栃木市千塚町561、TEL0282-31-3111)を平成18年3月末に傘下に収めた。
同CCは、旧・住友銀行と鹿島建設を設立母体(その他大月CCも出資)とする鹿泉興産(株)が資産を保有し、子会社の(株)栃木プレジデントカントリー倶楽部が運営してきた。
売却に当たっては、鹿泉興産が同CCの資産を同運営子会社に売却しており、サクセス・プロは同運営会社の株式をM&Aで100%取得、社長にはサクセス・プロが運営するゴルフ場会社同様、伊藤正樹氏が就任している。
サクセス・プロによると、「同ゴルフ場はグレードの高い運営を行っており、(単年度の年間会員制など)運営スタイルは今年度は維持する」と語っており、ゴルフ場名称についても当面、変更する予定はないという。
取得金額については明らかにしていないが、今後も良い物件があればゴルフ場取得には前向きであるとしている。グループゴルフ場はこれで、ゴールド木更津CC(18H、千葉県)などを含め7コース目となる。
一方、栃木のプレジデントCCを売却した鹿泉興産(株)(下森達妥清算人、東京都港区)は4月2日に開いた臨時株主総会で解散を決議した。
鹿泉興産の出資母体である鹿島建設は、プレジデントカントリー倶楽部軽井沢コース(18H、群馬県)も保有・運営(経営=浅間スポーツアリーナ(株)、運営=鹿島軽井沢リゾート(株))しているが、こちらは継続して保有・運営する方針だ。
ちなみに、鹿島建設系で開発許可を取得した栃木県さくら市のゴルフ場計画(仮称・喜連川G場、事業主体=喜連川開発(株))用地等を利用して、ホンダが新しい自動車テストコースを建設する構想が進んでいることが明らかになった。但し、鹿島建設ではまだ具体的な段階ではないとしている。
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