PGグループのPGGIHは平成18年3月30日、民事再生手続き中のゴルフ場のスポンサーに就任することと、群馬県営ゴルフ場の一部コースの運営を担当することを決定した。
スポンサーに就任するのは徳山カントリークラブを経営する(株)徳山カントリークラブで、PGGIHの連結子会社であるパシフィックゴルフプロパティーズ(株)が同日付でスポンサーに就任する契約を行った。
(株)徳山CCは既報通り、今年1月10日に東京地裁へ民事再生法を申請しており、PGGIHでは今後の再生計画案の決定如何によるが、営業譲渡による方法、或いは既存の株式の100%減資及び100%増資による出資により、株式の取得を考えているという。ゴルフ場の引き渡しは今年7月末を予定している。
ちなみに、(株)徳山CCの平成17年12月期決算は売上高3・86億円で、経常利益が0・17億円の損失、当期利益が1・37億円の損失、総資産は60・7億円となっていた。現株式は現代表が90%を保有、その他も毛利氏の一族2名が保有している。
一方、一部運営を受託するのは群馬県営の新玉村ゴルフ場(18H、群馬県佐波郡玉村町)。同ゴルフ場は群馬県企業局型の4ゴルフ場とともに指定管理者制度を利用して平成18年4月1日から管理を委託する指定管理者を定めていた。
新玉村ゴルフ場は空調機器の設計・施工等を行っている金井興業(株)(清水英樹社長、前橋市)が指定管理者となったが、PGGIHの子会社のパシフィックゴルフマネージメント(株)(PGM)が同興業と運営委託契約を結び、4月1日から同ゴルフ場運営の一部を担当するという。
PGMが担当するのはゴルフ場及びクラブ施設、カート格納施設、維持管理施設党の運営・管理・広告・マーケティングとしている。
なお、PGグループのPGMは本紙基準で運営受託の5コース含め97コース(会社側発表98コース=受託6コース)を運営しており、本紙既報通りPGグループは2コースの保有が内定、今回の1コース保有内定と運営受託1コースを含めると運営は100コースを突破することになる。→関連記事(ゴルフ場保有ランキング)
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