東証マザース上場の(株)シンプレクス・インベストメント・アドバイザー(林正道社長、東京都千代田区丸の内1-2-1、TEL03-5218-5520)は平成18年3月15日、三井不動産(株)とリゾートソリューション(株)との間で、ゴルフ場再生事業について業務提携を行うと発表した。
発表によると、同社はゴルフ場を中心としたファンドの設立を検討していたところで、同社のファンド運営ノウハウと、リゾートソリューションのゴルフ場運営ノウハウ及び物件獲得能力を活用し、「アマンテス・ゴルフ・アンド・リゾーツ投資事業有限責任組合」(千代田区丸の内、同社が50%出資)を協働で設立し、ゴルフ場の事業再生に向けた協力態勢を構築していくとしている。
その第1弾として、同社が昨年9月30日に全株式を取得した(株)グリーンヴィスタゴルフ倶楽部(野崎義雄代表取締役、東京都港区、資本金1000万円、ラ・ヴィスタGRの保有会社)を3月15日付けで、先の投資組合に全株式を譲渡することを決議(株式譲渡日は3月31日)した。
シンプレクス1社では、「随時再生対象ゴルフ場への投資を拡大し、将来的には1000億円規模のレジャーファンド(ゴルフ場ファンド等)の組織を目標とする」としており、現時点での年間目標は表明できないものの、既に数件の買収交渉に入っていると説明している。
同社はシンプレクスグループ(傘下に東証一部の(株)シンプレクステクノロジー)と、日興コーディアルグループ(東証一部の(株)日光コーディアルグループ)が共同で出資した不動産投資顧問会社。
一方、提携した三井不動産とリゾートソリューション側は同不動産がリゾートソリューションの株式を33・3%保有する関係にあり、2社協同で事業機会を開拓している。今回提携した再生事業に当たってもリゾートソリューションがゴルフ場運営を行う。
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