平成2年開場のむつごろうカントリークラブ(9H、佐賀県杵島郡白石町新明2811、TEL0954-65-5151)を経営する三セクの(株)只江川スポーツパーク(片淵弘晃社長、白石町長)に出資する白石町は、経営立て直しのため追加出資に応じることに決めた。
同町によると、同ゴルフ場は只江川河口の保全策として建設され、同スポーツパークには旧・有明町と住民が出資し、現在の資本金9600万円の内、50%を町が保有する。
利用者が年々減少し経営が厳しくなっている中、従業員の削減等を行ってはいたが、金融機関への返済が膨らんでいた。そこで個人株主の提案で、株主の追加出資により返済金を賄うことを決め、町も了承したという。
追加出資するのは町が約1億8500万円で、個人株主分と合わせ約3億7000万円を増資する。
町では、ゴルフ場を廃止すると町有地である河川敷の除草など維持管理に毎年3000万円程度出資することや、借地料、利用税で年間500万円の徴収実績があることから、運営維持のために出資を決めたとしている。
もっとも、「ゴルフ場の経営環境は厳しく、今後も対策を立てないといけない」と町企画課では話しており、スポーツ振興にちなんだ企画を考えたいとしている。
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