いわきプレステージカントリー倶楽部（旧・常磐ＣＣ）

■平成15年2月18日、日本ゴルフ振興（株）が民事再生法を申請

■平成15年8月1日〜同9月30日まで名義書換再開

■平成15年10月1日より、名義書換停止

　旧、正会員：10・5万円　平日：10・5万円（各税込）

■平成15年10月15日、会社更生手続き開始を申請

　11月21日保全管理命令

■平成15年10月20日〜12月20日まで名義書換再開

■平成16年2月1日〜5月31日まで名義書換再開

　旧、正会員：10・5万円　平日：10・5万円（各税込）

■平成16年6月1日より、名義書換停止

　旧、正会員：15・75万円　平日：15・75万円（各税込）

■ＧＳグループがスポンサーに？

■ローンスター（ＬＳ）グループとモルガン・スタンレー・グループを共同スポンサーに選定

■平成16年9月30日、更生計画案可決

■平成17年6月1日より、名義書換再開

　会社更生法により決定された新額面の証書のみ書換可能で、旧証券は無効。旧証券の預託金は87・7％カットされ、残り12・3％が新預託金（15年据置）として新証券に記載。

　尚、裁判所に債権届け出をしていない会員権については、無額面のプレー会員権となります。無額面証書も譲渡可能で、名義書換料は通常の会員権と同額です。

■平成18年11月20日、（株）パインランドに売却し経営交代

■平成19年6月1日より、ゴルフ場名変更

　「常磐カントリー倶楽部」 → 「いわきプレステージカントリー倶楽部」に

■平成21年12月1日、山陽建設工業（株）が買収し経営交代

■平成23年3月12日、営業停止し廃業の可能性も？

　東日本大震災の影響（原発問題）で再開の目途立たず。
　名義書換も停止中（前名変料、正平5・25万円、税込）。

■平成24年7月現在（営業停止中）

　原子力賠償損害仲介センター（ＡＤＲ）を通じ、損害賠償の請求を行うも東電の対応は誠実でなく、「見解の相違」から物別れとなり、和解の申立を5月に取り下げ訴訟の手続きを進めていることが判明した。

　千数百名在籍する会員にプレーを提供するため、他のゴルフ場を買収して利用させる考えのようだ。同ゴルフ場は震災移行から管理を行っていないため、ゴルフが出来る状態ではない模様で、ゴルフ場の入り口も閉鎖しているが、月に1回ほど「ゴルフ場開放日」を設け会員を受け入れ、ゴルフ場の現状を見てもらっているという。

　現在でも放射線量の測定を続けているが、今でも3・5マイクロシーベルト以上の高い数値を記録する場所があるらしい。

■平成24年9月1日、会員管理事務所を再開

　「現在休止中でございます会員権につきましても、早々に譲渡、退会、放棄のお手続きを開始させていただきます。」と自社ＨＰで8月18日に報告。

　東電に除染費用を請求したら13万円と言われたらしい。これがニュースになると東電側は13万円は間違いで1億3000万円を支払うと言って来たようだ。但し、業者見積りは19億円と全く話にならない額で、今後は国の予算での除染を目指すという。

■平成25年6月4日、東京電力（株）に対し損害賠償を求め提訴

　損害賠償紛争センターに和解仲介を申し立て損害賠償を請求も、平成23年4月22日に屋内退避が解除され営業再開が可能となった等で、東電が賠償に応じないためという。

　未だに高濃度の放射線量が検出されており、再開には莫大な費用が掛かる訳で、総額55億8558万円（＋年5分の遅延損害金）の支払いを求めている。

　ゴルフ場側は芝の除染はほぼ終了したが、汚染土壌の除去・芝の張り替え・施設等の修繕等、工事の目途は立っていないことを会員に報告している。