「韓国記者賞」受賞の労作 待望の日本語完訳七月刊行
日本図書館協会選定図書 |
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「東学農民革命100年」 信長正義・訳 朴孟洙・監修
定価 5,040円(本体4,800円+税) |
【 内 容 】
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推薦のことば 趙 景 達さん (千葉大学文学部教授) |
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姜在彦氏 (大阪国際理解教育研究センター理事、大阪済州島研究会顧問) |
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中塚明さん (奈良女子大学名誉教授) |
『東学農民革命一〇〇年』は、近代韓国において草の根から起こった歴史上もっとも深みのある、しかももっとも規模の大きい民衆革命として評価されている一八九四年の東学農民革命を主題に、その百周年になる一九九四年まで、韓国の国内外でなしとげられたあらゆる研究成果を網羅し、もっとも専門的でありながらも、もっとも大衆的な本です。この本は、二年間にわたって歴史の研究者と新聞記者がいっしょになって東学農民革命が起こった北朝鮮地域を除く韓国の全地域を歩いて調査し、新聞『全北日報』に連載された記事をまとめて本にしたものです。ただ研究者が机の上で理論研究のために書いた本ではありません。日本をはじめとする外国の侵略と弾圧でゆがめられた近代韓国の歴史を、自分たちの主体的な歴史としてとりもどすための闘いの一環として書かれた本です。韓国のマスコミ界でも高く評価され一九九四年に『韓国記者賞』を受賞しています。この本は近代韓国の民衆運動史を正しく理解する基礎になる歴史書であるとともに、現代韓国の人たちが何をめざして今を生きようとしているかを私たちに教えています。日本の読者に広く迎えられることを心より期待します。 |
有限会社 つぶて書房