《 桐紋 (286種類)

★当店にある桐紋 ★

12-01丸に五三桐 12-02丸に五七桐 12-03五三の桐

桐はゴマノハグサ科の落葉高木で、わが国の原産とされている。中国では瑞木とされた。秀でた帝王がこの世に現れると、瑞鳥の鳳凰が現れてこれが棲息する木が桐の木であるとされる。

この事は古典に「鳳凰高岡に鳴木梧桐(あおぎり)生ず」と載っている。このような理由で桐の文様は高貴な文様とされた。

そうしてこの瑞祥文様から意匠されたのが桐、竹、鳳凰文様で天皇の胞の文様である。

日本では古くから各地で栽培された。

成長が早いので、女の子が生まれると桐を植えて嫁に行く時にこれを切り、箪笥や長持ちを作るのに当てた。一般には太閤紋として知られているが、本来が御皇室の紋章で菊紋と同じく、権威ある紋章です。

歴史上、足利氏と豊臣氏が朝廷からこの紋を賜りさらに各武将が褒美としてもらい受けた事により日本中に桐紋が広がった。菊紋に次いで名誉ある紋として尊重され、羨望の的であった桐紋です。

因みに豊臣秀吉が家臣に桐紋を与えた名を挙げて見ると、加賀の前田、陸奥の伊達、土佐の山内、備中の木下、播磨の丹羽、日向の内藤、三河の内藤、以上が五七の桐紋、豊後の毛利、但馬の仙石、播磨の脇坂、出雲の松平、丹波の谷、備中の関、伊勢の土方、以上が五三の桐です。

これらの大名がさらに各家臣に贈与していったから桐紋は全国にひろまった。

デザインも素晴らしくよく出来ていて私の素人考えですが日本五指に入る名紋と思っています。

私が家紋入りどら焼で開業して間もない頃、若奥さんが羽織を持参して、「嫁入りの時に実家より持たされたが、私には何紋かさっぱり解りません。要はこれと同じどら焼を注文したいのです。」どれどれと云う事で羽織を広げて拝見したのが丸に五三の桐紋であった。

私は「奥さんこの紋は丸に五三の桐紋と言って由緒ある家紋です。」と云って上記の説明を

詳しくしてあげた。若奥さんは喜んで帰っていかれた。勿論注文も頂いた。

こんな時は本当に心より家紋入りどら焼で開業して良かったと思います。

反面に此れほどの名紋でも若い世代の人達には知られていない存在となっていると云うことです。私がせっせとホームページに家紋の広告文を載せているのもこんな事もあったからなのです。

因みに「桃山」と云う和菓子がございますが何の理由に因るもか解りませんが、この和菓子には必ずと言ってよいくらい五三の桐紋が焼印してありました。どの和菓子屋さんもこの焼印は所持されていました。

どなたかその訳を御教え下さい。

御神紋として京都、「豊国神社」「上御霊神社」岡山、「吉備津神社」山形、「鮎貝神社」

奈良、「大神神社」鹿児島「鹿児島神社」名古屋、「熱田神宮」

寺紋として和歌山、「金剛峰寺」京都、「建仁寺」「鹿苑寺」「慈照寺」「醍醐寺」「等持院」

「相国寺」鶴見、「総持寺」

 参考文献
「家紋大図鑑」 丹羽 基二
「日本家紋総監」 千鹿野 茂