《 引両紋(源氏の代表紋) 282種類

★当店にある引両紋 ★

26-01丸に二つ引き 26-02丸に三つ引き

三年程前の事、電話がなった。

「モシモシ田道間守さんですか?」「はいそうですが」「今日とても美味しいどら焼をよそ様から頂いたのですが、どう言う方法で分けて頂けますか」

大変に有難い商売冥利に尽きる電話注文であった。

住所と氏名並びに電話番号をお聞きした。大豆生田が苗字と言われる。私は「マミューズ」と聞き違えてしまった。後で判ったのだがこのお家は「マミウダ」と呼ぶのが正しい。

珍しい苗字なので苗字辞典を調べて驚いた。何と大豆生田の呼び方は二十通りを越えるとある。私が聞き違えた「マミューズ」と言う呼び方も入っている。オオマメダ、オオマメウダ、マメウダ、オオウダ、オオムタ等々です。

そうして関東にこの姓の発生地として一つに山梨の巨摩郡の出、今一つは栃木県都賀の荘から生まれたとのっていた。お電話を頂いた大豆生田さんは栃木県出身のマミウダさんと言う事も判った。この大豆生田さんの家紋が丸に二つ引き両紋です。

通称足利紋と言われている有名紋です。ご先祖代代丸に一つ引き両の新田紋であったが途中から足利紋に変ったと言う言い伝えがありますと話される。

頂いたどら焼が美味しかったと言う電話注文と苗字の珍しい呼び名と、同じ源氏の出身だが新田紋から足利紋に変ったと言う三つの事が重なっているお得意さまです。

.この引き両紋は清和源氏の代表紋です。

引き両の意味も諸説あります。

(1)       単に二本の線を引いたもの

(2)       き両の両は霊の事で引霊の意味と言う。

(3)       両は竜の意味で竜を象ったもの

(4)       「日本紋章学」の沼田頼輔先生は(3)の説に加えて「易経」からきていると説明された。

今テレビで北条時宗が放映されているが北条氏も北条鱗と呼ばれている竜紋です。

ずっと後の事、竜同志が相争う事となります。

神紋として「宮城県」 刈田嶺神社「長野県」象山神社 京都市「網野神社」静岡県「賀久留神社」福井市「藤島神社」群馬県「新田神社」

寺紋として京都市「東福寺」「竜安寺」「慈照寺」足利市「ばん阿寺」

 参考文献
「家紋大図鑑」 丹羽 基二
「日本家紋総監」 千鹿野 茂