『中国軍事用語事典』紹介



中国軍事用語事典

編者ご挨拶

推薦のことば

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本の表紙
茅原郁生編
A5判576ページ・上製・カバー掛
定価 4935円
2006年11月発売


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―本書の見本(pdfファイル)―
 ・編者序(全文)
 ・目次(分野別)
 ・本文(P.35-41)見本
 ・付録(P.446-447)見本


編者ご挨拶
 中国脅威論が浮上する中で、良好な日中両国関係の構築は安全保障問題を抜きには考えられません。これまで平和国家を標榜してきた我が国と「政権は銃口から生まれる」と信じる中国との間には軍事問題の認識で大きなギャップがあり、それを埋める努力が求められています。
 本事典は日本側の中国理解を促進するために編集したもので、報道メディアや専門文献で多用される軍事用語や軍事関連のキーワード約900語を精選して、重要度に応じて軽重をつけ中国に関心を持つ一般の読者にも判りやすく解説しています。執筆は、大学などの研究者から現職自衛官までの専門家13名が分担し、4年越しの研究と討議を重ねた成果です。
 本事典が、中国軍事問題の専門的な参考資料としてだけでなく、中国理解の入門書としての役割が果たせるよう念願してやみません。
茅原郁生

茅原郁生(かやはら いくお)略歴
 1938年生まれ。62年防衛大学校卒業。陸上自衛隊で連隊長、師団幕僚長など歴任(元陸将補)、外務省中国課出向、英ロンドン大学客員研究員、防衛研究所研究室長、同 研究部長を経て99 年から拓殖大学国際開発学部教授。著書に『中国軍事論』(芦書房、1994)、『安全保障から見た中国』(勁草書房、1998)編著に『中国空軍』(芦書房)、『中国の核・ミサイル・宇宙戦力』(蒼蒼社、2002)など多数。


【執筆者一覧】
浅野 亮   同志社大学法学部教授。
上田篤盛 陸上自衛隊小平学校教官。
大西康雄 日本貿易振興機構アジア経済研究所・地域研究センター長。
榊 純一 IHI Charging Systems International GmbH(ドイツ)。
鈴木祐二 拓殖大学海外事情研究所教授、同大学院国際協力学研究科安全保障専攻主任。
髙橋赳彦 航空自衛隊入隊後要撃指令官、防衛大学校助教授、幹部学校戦略教官等を歴任(元1等空佐)。
高橋 博 中国人事研究家、21世紀中国総研研究員。
坪田敏孝 公安調査庁 法務事務官。
藤井秀昭 (株)三菱総合研究所主任研究員。
間山克彦 元防衛研究所所員、中国軍事研究家。
門間理良 文部科学省初等中等教育局教科書調査官。
山内敏秀 元防衛大学校教授(元1等海佐)。



『中国軍事用語事典』を推薦します

石破 茂(衆議院議員、元防衛庁長官)
――国際的に通用する中国観をうちたてよう――
 未来志向の日中関係には、我が国が国家として国際的に通用する安全保障観を持って、中国理解の深化を図る必要がある。そのための最適の書である。
渡辺利夫(拓殖大学学長)
――アジアに占める中国の実態を正しく把握しよう――
 急台頭する中国は東アジア共同体創設を主張しているが、中国については軍事力も含めた実態を認識する必要があり、安全保障からの視角は不可欠だ。
谷野作太郎(元駐中国大使、現早稲田大学客員教授)
――21世紀のアジアの課題は、日中が共存共栄の道を探ることだ――
 転換期にある両国がアジアの大国としてどう協力するか、そのためには安全保障問題も含めた相互理解の深化が必要で、本事典の刊行は時宜を得たものと思う。
江畑謙介(軍事問題解説者)
――これで難解な用語が理解可能に――
 中国の軍事力が日本や世界の注目を集めているが、中国の軍事用語にはなかなか理解し難いものが多い。その理解を助ける貴重で有益な事典である。
蓮 舫(参議院議員)
――次世代に平和を伝える鍵に――
 中国の経済成長の陰で、軍事の世界はどうなっているのか。アジアの安全保障を左右する中国の軍事動向を知ることが、次世代に平和を伝える鍵になります。
金子秀敏(毎日新聞専門編集委員)
――「専門用語の壁」に心強いツール――
 軍事ニュースを読むときの壁は専門用語です。「国防用語辞典」を持っていますが、中国の軍事用語にもついに頼りになるツールが登場しました。
「中国軍事学」がここに集大成されている。これを情報源に中国軍事を探ろう。
秋山昌廣 (元防衛次官、海洋政策研究財団会長、立教大学教授)
天児 慧 (早稲田大学院教授、アジア太平洋研究科長、同センター所長)
国見昌宏 (初代防衛庁情報本部長、元陸将、元内閣衛星情報センター所長)
国分良成 (慶応義塾大学教授、東アジア研究所長、日中21世紀委員会委員)
清水美和 (東京新聞編集委員)
高原明生 (東京大学大学院法学政治研究科教授)
夏川和也 (元統幕議長。元海上幕僚長、元海将)
村木鴻二 (元航空幕僚長、元空将)
森本 敏 (拓殖大学教授、海外事情研究所長)
渡辺信利 (元陸上幕僚長、元陸将)            (五十音順)


【本事典がカバーする分野】

1 国家・党の軍事関連機構
  国防部、国家安全部、中央軍事委員会、人民武装部、中隊党支部 ほか
2 歴史分野
  天安門事件、南京大虐殺、二万五千里長征、文化大革命、蘆溝橋事変 ほか
3 軍事思想・戦略・戦術
   最小限抑止、人民戦争戦略、戦争不可避論・可否論、二つの根本的転換、有限戦争論、情報化戦争、遠洋進攻戦略、 ほか
4 軍事制度・編成・関連法令
   軍区、国防部長、上将、司令部、総政治部、戒厳法、国家機密保護法、作戦条例、徴兵制度 ほか
5 国防政策・近代化政策
   50万人の兵力削減、新安全保障観、中国の特色ある軍事変革、飛び越え式発展、中国のMDへの対応、量から質への国防近代化 ほか
6 国防関連経費
   軍人給与、軍隊企業収益、国防総支出、国防費(軍事費)、第二国防費 ほか
  7 解放軍(陸軍)
  快速反応部隊、合成集団軍、集団軍、省軍区、七大軍区、273ミリ多連装ロケット発射システム、98式主力戦車、防空ミサイル:HQ-7(FM-80)、対戦車ミサイル:紅箭9 ほか
8 海軍
  海軍司令部、艦対艦ミサイル、尖閣諸島、東海艦隊、ソブレメンヌイ級駆逐艦、ヘリコプター空母、潜水艦:夏級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦、巨浪2 ほか
9 空軍
  義烏基地、空軍司令部、サーチライト部隊、第24航空師団、携帯式SAM、スホイ-30戦闘機 ほか
10 戦略核ミサイル戦力(第二砲兵)
  ICBM(大陸間弾道弾ミサイル)、IRBM、M-18、核ミサイル基地、第二砲兵、東風41 ほか
11 武装警察部隊、民兵・予備役・国防動員
  国民経済動員、人民武装警察、秘密動員、民兵 ほか
  12.教育・訓練
   軍事訓練大綱、解放軍芸術学院、艱苦奮闘教育、三大規律八項注意、第二砲兵指揮学院、擁軍優属/擁政愛民 ほか
13 軍事科学技術・国防工業
   神舟6号、中国のミサイル開発、コックス報告書、両弾一星、国防科技工業十大集団公司 ほか
14 国防経済・資源戦略
   軍産学複合体、軍民転換(鄧小平の軍事改革、社会主義市場経済)、エネルギー安全保障、国防生産法 ほか
15 対外軍事動向
   一超四強、上海協力機構(SCO)、南沙諸島、覇権主義/強権政治 ほか
16 台湾軍事
   軍政・軍令の一元化、経国号戦闘機、国防法、国家安全会議、成功級フリゲート ほか
17 人物
   胡錦濤、曹剛川、鄧小平、熊光楷、林彪 ほか
18 人物〔台湾〕
   郝柏村、胡鎮埔、陳水扁、李傑、李天羽 ほか




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(株)蒼蒼社 編集部