第56回定例会 6月7日(月) 有楽町・東京国際フォーラム

                         
 
Y2K問題、危機管理の実態

越智洋之(ソフトウエア・コンサルタント)

 『Y2K最新最終事情』(発行:三五館)を執筆した越智氏に、コンピュータ2000年問題の最新状況を聞いた。氏の説明の概略は以下の通り。
 「何が起こるかわからないが、被害は水が出ない、停電する、ガスが止まるといった、日常生活を脅かす可能性も無くはない。米国ではそのため、市民が自ら対策をこうじている。コンピュータ対策が最も進んでいる米国でさえ、個人的にも公共的にも防災対策など、かなり手を打っている。日本の国民にはまだそうした様子がみられない。こうした問題は国民の一人ひとりが自ら情報を集め、自ら判断をすべきだ。また、お国柄では、米国や欧州、日本が最も対策が進んでいるが、ロシア、中国、北朝鮮、発展途上国などの対策が出遅れている。国際的に手をさしのべるべきだが、各国の国際戦略の一つに利用されている面もある」
 参加者からは、マスコミのとるべき策は、などの質問が出た。
                                            (報告:荒井 久)


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