塩原温泉めぐり
 
箒川に沿って続く塩原温泉郷は、大同元年(806年)に発見された長い歴史を持つ温泉です。明治17年(1884年)に塩原街道が開通し、夏目漱石、谷崎潤一郎、斉藤茂吉などの文豪が訪れ、尾崎紅葉の金色夜叉はこの地で生まれました。このように訪れた文豪により、塩原温泉郷の美しさは全国に紹介されました。現在湯本は11ヵ所に点在しており「塩原十一湯」と呼ばれております。

大 網

西那須野方面から国道400号で塩原温泉郷に向かうと最初にある一軒宿の温泉。箒川湖畔に岩から湧きでる野趣豊かな露天風呂があります。
泉質: ナトリウム、カルシウム、硫酸塩泉

福 渡

箒川の渓谷がやや開け、明治以来文人に愛された温泉街が広がります。
近くには町内会で管理する「岩の湯」、「不動の湯」の2つの露天風呂があります。
泉質: ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩泉
 

 ◆利用時間: 8:00〜21:00まで◆料金:100円


「岩の湯」


「不動の湯」

塩の湯

塩釜温泉から箒川支流の鹿股川をさかのぼった谷間に湧く温泉。
泉質: ナトリウム、カルシウム、塩化物泉

塩 釜

かつて岩塩が採掘され、釜での精製が行われていたことが、塩釜の名の由来。塩原温泉郷のなかでも屈指の湧出量を誇る。
泉質: ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩泉

畑 下

湾曲した箒川に抱かれた温泉地。
尾崎紅葉の「金色夜叉」ゆかりの温泉として知られています。
代表的な露天風呂のひとつ「青葉の湯」は対岸にあります。
泉質: ナトリウム、カルシウム、塩化物泉

門 前

ぼたんで有名な妙雲寺の門前町。
八汐橋から蓬莱橋まで、旅館やみやげ物店などが軒を連ねています。
塩原町役場、塩原観光協会等があります
泉質: ナトリウム、カルシウム、塩化物、炭酸水素塩泉

古 町

塩原温泉郷の中心地。
高層旅館や老舗旅館が軒を連ね、飲食店や物産店が多くあります。
近くには町内会で管理する「もみじの湯」の露天風呂があります。
泉質: ナトリウム、カルシウム、塩化物、炭酸水素塩泉
 

 
 「もみじの湯」

中塩原

国道400号と日塩もみじラインとの分岐店。
天然記念物の逆杉がそびえる八幡宮のある中塩原に点在する温泉です。
各家庭には集中管理の温泉が給湯されています。
泉質: ナトリウム、塩化物、炭酸水素塩泉

 日帰り入浴施設
 箱の森プレイパーク「遊湯センター」

 ◆利用時間: 10:00〜20:00まで 水曜休み
 ◆料金:中学生以上500円 小学生300
 

上塩原

塩原のさらに奥に位置する新しい温泉です。
尾頭トンネルの開通で、南会津地方からの玄関口になりました。
中塩原と同じく集中管理の温泉が給湯されています。
泉質: ナトリウム、塩化物、炭酸水素塩泉

 日帰り入浴施設
 「華の湯」

 ◆利用時間: 10:00〜21:00まで 月曜休み
 ◆料金:中学生以上500円 小学生400円
 

新 湯

日塩もみじライン沿いの標高900mの温泉地。
爆裂火口付近では今でも水蒸気と硫黄臭が吹き出ているのが見えます。
温泉三昧したい方は、近くに町内会で管理する「寺の湯」「中の湯」「むじなの湯」の3つの共同風呂があります。それぞれに特徴がありますので、ぜひご利用ください。
泉質: 硫黄泉


 ◆利用時間: 8:00〜18:00まで ◆料金:300円

 
 「寺の湯」


「中の湯」


「寺の湯」

元 湯

箒川支流の赤川湖畔に湧く温泉地。塩原発祥の温泉地であったが、1695年の地震による山津波により埋没し、現在は3軒の旅館があります。
泉質: ナトリウム、炭酸水素塩泉