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2012最新版1GBのネットブックを4GBに増設したくて人柱になりました。
4Gにしたり、SDHCのSDカードでSSDにしたり、Cドライブを圧縮したりしました。いろいろやって楽しかったので、読んでもらえたらうれしいです。
♪私が購入したネットブックHP Mini 110-4120TU 価格は2万2千円
♪Windows7pro、Windows8proでは3Gとして認識
♪メモリ増設。4GBに
♪メモリ増設。HDD置換するには裏蓋をずらす
♪4Gの物理的認識ができることがわかったが、使用されてない2Gはどうやっても使えないのか?
♪2Gとしては使えるので、フリーソフトでRAMDISKにしてみることに
♪せっかくなのでdataram社製のRAMDISKの有効活用(無料版は4Gまでの制限付き)
♪当たり前だがramdiskはテンポラリーフィル置き場として、さらに、とIEのキャッシュ置き場としても使用できる
♪IEのキャッシュファイルをRAMDISK上に移動することでのスピード向上
♪ReadyBoostとしてもramdiskを使うと劇速?。256Mでも体感できる?
♪SDHCのクラス10(22MB)の8GのSDカードが600円で売ってたので購入
♪CrystalDiskMark3_0_1でディスクベンチマークテスト(速度を測定)
♪リカバリデスクを使っての圧縮の有無による500MBのデータの複製実験
♪ネットブック用 画面解像度変更ツール1024x600の液晶画面で 1024x768を縮小表示する事が出来る
♪リンク集
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♪私が購入したネットブックHP Mini 110-4120TU 価格は2万2千円
私が使っているHP社製ネットブック Mini 110-4120TU のスペックです。
2万2千円で新品が買えるのですから、いい時代ですよね。
CPU
インテルR Atom? プロセッサー N2600(1MB L2キャッシュ、1.60GHz、800MHz FSB)
1.6GHz/2コア
HDD
5400 rpm
320 GB
RAM
1GB(1024MB×1) PC3-10600 (667MHz) (最大1GB)
1スロット(204ピン SO-DIMM、空き 0)
ビデオチップ
Intel GMA 3600
OS
Windows 7 Starter
ディスプレイ
10.1インチ ワイド WSVGA ディスプレイ(1,024×600/最大1,677万色)
購入価格
\22,233(税込み、送料無料)
http://h50146.www5.hp.com/products/portables/personal/mini110_4100/specs/110_4120tu.html
増強はしなくても、さくさく動きます。
あえて言えば、ディスプレイの縦幅がもう少し欲しいことくらいです。
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♪Windows7pro、Windows8PROでは3Gとして認識
以下の章で説明しますが、32ビットOSでスターター以外であれば4Gメモリを3Gまで認識してくれます。
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♪メモリ増設。4GBに
メモリ増設。4GBに
ネットブック Mini 110-4120TUのメモリは標準で1G
さらに、メモリの増強は不可とHP(ヒューレット・パッカード)公式ウェブサイトからは読み取れます。
まず、1G→2G
SODIMM DDR3 PC3-10600 2GB
http://kakaku.com/item/K0000220452/
880円です。送料200円
これでの動作確認報告が価格ドットコムにありましたので、問題はありません。
そこで、人柱として
1G→4Gにしてみることに。
SODIMM DDR3 PC3-10600 4GB
32ビットOSなので3Gまでは認識するかと思ってました。
 http://kakaku.com/item/K0000168319/
1680円です。送料200円
結果報告
物理的には4Gとして認識するが、論理的には2Gとして動作
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♪メモリ増設。HDD置換するには裏蓋をずらす
メモリを変更するには裏蓋をスライドして取り外します。
バッテリーをとって、裏蓋全体をバッテリー側に押し出すと、裏蓋全体がスライドして、メモリスロットとHDDがでてきます。
ドライバや留め金はありませんのでとても簡単です。
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♪4Gの物理的認識ができることがわかったが、使用されてない2Gはどうやっても使えないのか?
残りの1G部分もRAMDISKとして扱えるとよく話題になってますよね。
そこで、チャレンジ!
ktrc-1さんに教えてもらった情報によると、
http://ark.intel.com/ja/products/58916/intel-atom-processor-n2600-(1m-cache-1_6-ghz)
「ここの仕様にあるように、CPU名に"N"が付くネットブックやノートパソコン向けのAtomは2GBまでしか対応していないんですよね。
同じAtomでも"D"が付くデスクトップ向けのものなら4GBまで対応するのですが……」
とのことでした。
知らなかった〜
がっかり。
ところが、j_ikasasさんによると
「cpuは関係ないよ、チップセットの限界は4gb、OSのWindows7Starter 32ビット版の限界(リミット)が2gb。
OSを載せ替えれば4gb認識するけど、このネットブックでそこ迄お金を掛ける必要なし。
グラフィックが弱過ぎるから、サクサクした動きを求めるなら他のPCを買った方が良いよ。
ネットブックでメモリー2gbでも多い位だよ。」
とのこと。
さらに、しろは可愛いさん
がご指摘してくれました。
「j_ikasasさんの言われるように
チップセットの限界:4G
OSの限界:2G(デフォルトの Win7 Starter)
CPUの限界:64bit OS不可
です。
なので、Windows 7 Home Premium 32bitをインストールすると、だいたい
3Gまで使用できます(Win7 32bitOSの限界)
いろいろな壁がありますね。
私の結論では
メモリ2Gで、SSDにすれば快適です。
」
私は一応7のプロを持ってるけど、もったいないから、スターターで使用します。
所詮ネットブックですものね。
とても貴重なご意見感謝しております。
2G分のお金が無駄になってしまいました。
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♪2Gとしては使えるので、フリーソフトでRAMDISKにしてみることに
atomのN番台の制約があっても2Gとしては使えるので、フリーソフトでdataram社製のRAMDISKにしてみることに、
 http://memory.dataram.com/products-and-services/software/ramdisk/
結果報告
これでramdiskとしては問題なくつかえる。
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♪せっかくなのでdataram社製のRAMDISKの有効活用(無料版は4Gまでの制限付き)
せっかくなのでdataram社製のRAMDISKの有効活用(無料版は4Gまでの制限付き)
容量はフリー版は4Gまで自由に設定可能
ただ、RAMDISKなので、電源供給がなくなれば、
データは消えてしまう。
それでは、困る。
そのため、ramdiskのデータは設定することでHDDに保存ができる。
このように、起動時に前回使ってたデータを読み込み、
シャットダウン時に現在のデータを保存するように設定ができる。
そのほか、画面でもわかるように、一定の時間ごとに自動的に
保存する設定もある。
私は再起動時に保存するようにしている。当然保存時間がかかる。
つまり、起動時には読み込みの時間がかかるし、終了時には書き込みの時間がかかる。
シャットダウンや再起動をよくする人にとってはストレスになる。
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♪当たり前だがramdiskはテンポラリーフィル置き場として、さらに、とIEのキャッシュ置き場としても使用できる
当たり前だがramdiskはテンポラリーフィルとIEのキャッシュとしても使用できる。
まず、TEMPフォルダをRAMDISK上に作る。
名前は何でもいいが、だれにでも一目でわかるようにTEMPする。
手順1
コンピュータ上で右クリック。
↓
プロパティを選択
手順2
システムの詳細設定を選ぶ
手順3
詳細設定
↓
環境変数
手順4
変数の項目の2つを変更する。
TEMPとTMP
の両方をz:\TEMP
に変更する。
手順5
作業はこれで終了。
成功していればRAMDISKのTEMPフォルダにファイルがたくさん保存されているはず。
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♪IEのキャッシュファイルをRAMDISK上に移動することでのスピード向上
手順1
IEの右端の歯車をクリック
手順2
インターネットオプションをクリック
手順3
閲覧の履歴の中の設定をクリック
手順4
フォルダの移動をクリック
↓
RAMDISKのTEMPを選択してokをクリック。
手順5
確認!
現在の場所がRAMDISKになったことを確認する。
容量は50Mでも十分早い。
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♪ReadyBoostとしてもramdiskを使うと劇速?はっきり言って体感できない。
ReadyBoostとしてもramdiskを使うと劇速?
SuperFetchの機能があるので空いているメモリ領域はReadyBoostとして使われる。
つまり、ReadyBoostと同じ効果。ただ、ReadyBoostとやってできなくはない。
手順1
コンピュータ
↓
RAMDISK上で右クリック
↓
一番下のプロパティを選ぶ
手順2
ReadyBoostを選ぶ
↓
容量を決める最低が230M
↓
適用をクリック
手順3
RAMDISK上にReadyBoostがあれば成功!
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♪SDHCのクラス10(22MB)の8GのSDカードが600円で売ってたので購入
SDHCのクラス10(22MB)の8GのSDカードが600円で売っていたので購入。
さっそく、ReadyBoostとSSDもどきとして使うことに。
ReadyBoostは画面のとおり、
コンピュータ ↓
SDカード上で右クリック
↓
プロパティ
↓
ReadyBoost
ここで好奇心から、SDカードにもReadyBoostを設定してしまった。
ここで問題が。ReadyBoostにしても3Gまでしか設定できない。
そこでウィキによると
Windows 7環境下ではexFATによるフォーマットをした大容量フラッシュメモリにおいて4GBを超えた使用が可能になった
とのこと。
exFATによるフォーマットをしたところ8Gも設定できるようにまりました。
ReadyBoostのウィキによると、
PCに搭載しているメインメモリと同じ容量か、それよりも多いものを使用することが推奨されているが、小容量でも効果が出ないわけではない。マイクロソフトによると、搭載されたメインメモリの「3倍の容量のフラッシュメモリ」を使用することで、最も優れたパフォーマンスを得ることができるとされる。
ReadyBoostで3G使っても3Gの空き。
そこで思いついたのが、SSDとしてアプリを入れてしまうという考え。
FirefoxとOperaとGoogleChromePortable
GoogleChromeはインストール先が選べないので、GoogleChromePortableの方でSDカードにインストールしました。
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♪CrystalDiskMark3_0_1でディスクベンチマークテスト(速度を測定)
CrystalDiskMark3_0_1でディスクの速度を測定してみました。
実測1 Cドライブの圧縮はスペックに影響するのか?
Cドライブは現在圧縮をかけて使用しています。
圧縮をかける前の値は
seq
read write
c
73.21 70.21
圧縮後の値は次のとおりです。
seq
read write
c
75.29 73.88
read 102%
write 105%
数値は向上していますが、体感できないくらいの差でしかありません。
実測2 SDHCのSDカードはSSDとして速度面で効果はあるのか?
SDHCのSDカード
seq
read write
18.17 9.60
Cドライブの圧縮なしの状態と比べてみると、
read 24%
write 13%
実測3 RAMDISKはSSDとして速度面で効果はあるのか?
RAMDISK
seq
read write
651.5 658.1
Cドライブの圧縮なしの状態と比べてみると、
read 889%
write 937%
さすがRAMDISKですね。
笑うくらい早いですね。
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♪リカバリデスクを使っての圧縮の有無による500MBのデータの複製実験
Cドライブを圧縮ドライブとした。
はたして圧縮による速度効果はどれほどあるか疑問なため、データを500MB分用意し、コピー(複製)にかかる時間を測定した。
圧縮率による時間変化が予想されたため、データの種類は以下のとおりとした。
ワードデータ
エクセルデータ
JGEGデータ
PDFデータ
ZIPデータ
予測として、非圧縮のワードとエクセルは高速になると思われる。
一方のZIP、JPEGはすでに圧縮が十分されているため、効果はないと思われる。
実験の条件
1 それぞれの種類のデータを用意する
2 同じデータ何百とコピーして、500MBになるまで繰り返す。
3 Cドライブを圧縮ドライブとする。フォルダごと複製作業を行い時間を測定する。
4 圧縮していないリカバリドライブで500MBデータを複製し完了までの時間を測定する。
結果
結果は図のとおり。
1 CrystalDiskMark3_0_1では若干圧縮ドライブの方が高速な結果を出していたが、今回の実験では、圧縮ドライブはいずれのファイル形式でも低速となった。
2 圧縮効果が期待できるデータであるほど速度のロスは少ないことがわかった。
3 500MBのデータで一番時間がかかっているのがワードのデータであるが、ひとつのファイルがA4一枚の16KBのもの。500MBとなるように33,238ファイルを作って実験しているため、ファイル容量というよりファイル数が多いために時間を要したと思われる。仕事では実際は一瞬で終わることから圧縮の伸長の時間は無視できる。
結論 使用条件として圧縮率の高いJPEのファイルを扱う、つまりブラウザのキャッシュとして使うなら圧縮しない方がいい。RAMDISKがベスト。
ただ、JPEGファイルにしても今回は762KBのでかいファイルを672個もコピーしているので、58%の速度になっていたとしても遅さの実感はできないだろう。
以上より、圧縮してもしなくても実感はできないと思われる。
・もうひとつは、トラブル時のリスク
ハードディスクトラブル時に、圧縮しているとレスキューできないといわれているが、どうだろう。
もともとディスク圧縮の技術はwindows95から実装されている、かれた技術。
OS自体が対応しているので、リスクの有無は正直わからない。
また、ドライブ全体を圧縮しなくても、OSでメンテナンスをすると、使っていない古いファイルは圧縮してしまっている。
つまり、圧縮技術は知らず知らずに使っているので、積極的に使うか、気づかず使っているかの違いだけのような気がする。
ただ、容量不足になってから圧縮するのはリスクが大きい。
TEMPファイルをはじめレジストリなどOSやアプリが勝手に作るファイルがあるので、書き込めなくなるくらいドライブに余裕がなくなると不安定になるだろう。
私も10年近く前にCドライブの容量不足状態で使ったことがあるが、速度が極端に落ちて正直使い物にならなかった。
CPU使用率
4コアあるのでCPUは次のようになった。
圧縮してないドライブでの状況
CPU使用率が44%です。4コアなので、IEでの作業では全く重さを感じません。
圧縮ドライブでの状況
CPU使用率が60%です。4コアなので、これでも、IEでの作業では全く重さを感じません。
結論
4コア(仮想だが)あれば、余裕がありアプリの動作にはまったくといっていいほど影響はない。
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♪ネットブック用 画面解像度変更ツール1024x600の液晶画面で 1024x768を縮小表示する事が出来る
ChgDispResというネットブック用フリーソフトがあります。
画面解像度変更して1024x600の液晶画面で 1024x768を縮小表示する事が出来る(ダウンスケーリングを行う)というとても魅力的なものです。
ただ、私が購入したネットブックHP Mini 110-4120TUではうまく動作しませんでした。
とても魅力的なソフトなので、ぜひ、対応版が出てくれるといいなと切に希望します。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se478542.html
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♪リンク集
メール:graycards●yahoo.co.jp(“●”を“@”に変えてください)
価格ドットコムの私が購入したネットブックHP Mini 110-4120TUのサイト
http://h50146.www5.hp.com/products/portables/personal/mini110_4100/specs/110_4120tu.html
SODIMM DDR3 PC3-10600 2GB
880円です。送料200円
http://kakaku.com/item/K0000220452/
SODIMM DDR3 PC3-10600 4GB 1680円です。送料200円
 http://kakaku.com/item/K0000168319/
ktrc-1さんに教えてもらったN番台のatomはダメとの情報
http://ark.intel.com/ja/products/58916/intel-atom-processor-n2600-(1m-cache-1_6-ghz)
atomのN番台の制約があっても2Gとしては使えるので、フリーソフトでRAMDISKに
 http://memory.dataram.com/products-and-services/software/ramdisk/
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