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♪なぜ大型二種免許か?
♪入校前に教育訓練給付の対象の教習所かを確認する必要があります
♪入校・教育訓練給付の通知書を持って入校手続きです
♪深視力
♪大型二種免許で運転できる範囲とは
♪試験場での一発試験
♪試験
♪第一段階
♪まずは幅
♪次は長さ
♪坂道発進
♪イス
♪教官の急ブレーキ
♪優先道路への進入
♪カーブ
♪2日目にして不登校に
♪マニュアル車
♪クラッチ
♪ブレーキ
♪微速
♪球面ミラー
♪サイドミラーと室内ミラー
♪右折
♪左折
♪停止線
♪シフトノブに手を置くのを嫌う
♪脱輪
♪シフトチェンジ(ギヤ)
♪左側通行
♪前輪の位置
♪後輪の位置
♪発進、右折
♪踏切
♪S字
♪クランク
♪方向転換(T字路)
♪縦列駐車
♪あい路
♪鋭角
♪鋭角(右折の場合)
♪路上教習
軽自動車に乗ってる私がバスの運転手の免許である大型二種免許を取得するまでの体験記です。
きっかけ・求人が多い
仕事が暇になったんです。
それに、求人が多い。月25万なんてのもある。
これって魅力ですよね。
ただ、大型二種免許はプラチナライセンスで、免許があれば即採用って、うまくはならないのは分かる。現実には経験が無くっちゃダメだし、年齢的にも無理ってのなら仕方ない。
でも、うちの会社も何年いられるか分からないので、暇になった今がチャンスと思い、一念発起したのです。
路線バス、観光バスの求人はネットを見ればわんさか。正社員はあきらめて、経験を積むだけなら求人はわんさかある。
要は何をセールスポイントとして就職活動をするかだと。大型二種免許が新たな職域としてチャンスをもたらすなら、それだけでも、免許を取得する価値があると思いました。
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♪なぜ大型二種免許か?
最初は大型免許でもいいと思っていました。でも、せっかく取得するなら大型二種免許の方がいいかもと。
それと、教育訓練給付というのがあって、雇用保険に3年以上(初回は1年以上)連続で入っているので給付対象になるんですよ。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/kyouiku/
2割の金額が、ハローワークからもらえるんです。
大型二種免許認定のコースを調べるにはこちら
http://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/T_K_kouza
この検索「大型」「大型自動車二種免許」「大型二種」で違った検索結果を出します。どんな登録してるんでしょうかね。
大型二種免許の取得は順調に行けば、総額で50万行かないくらい。入学金は対象外なので8万円くらい戻ってくる計算に。
大きいでしょ。
それなら、いっそ、大型じゃなく、大型二種免許を取ってしまおうと考えました。
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♪入校前に教育訓練給付の対象の教習所かを確認する必要があります。
これは、大型二種免許だと大丈夫だと思いますが、大型免許の場合、教習はやっているけど、ハローワークの教育訓練給付の対象校になってない場合の方が多いからです。
ですので、ちゃんと、教習所に確認することが必要です。
教育訓練給付の受給資格の確認
これは、ハローワークに行かないといけません。
ハローワークに行く
「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書」というのがもらえます。
これをもらってからでないと、教習所で手続きができませんし、ハローワークの判断で、もしかしたらもらえないかもしれません。
ここで注意ですが、
1.地元の管轄のハローワークに行かないといけない
2.ハローワークはものすごく混んでいて半日は時間が取られる
3.ハローワークには駐車場がない。
駐車場はコインパーキングで何とかなりますが、半日がかりの仕事になります。
私は年休を取っていったのですが、想像以上に時間がかかり、
初めていった日は、途中であきらめて帰ってきてしまいました。
2度目に、ちゃんと半休をとって行ったのでした。
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♪入校・教育訓練給付の通知書を持って入校手続きです。
前金を払いますが20万ほど。高い〜
聴覚検査視力検査があるのですが、聴覚検査は普通に話していればそれでOK、です。
問題は視力検査。
Cを見て右左をいう、いわゆるランドルト環だけではありません。
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♪深視力
深視力といって、動いている棒が横一列になったらボタンを押すという検査があります。
遠近感や立体感を正しく把握する能力だそうです。
ウィキペディアによると
「大型自動車、牽引自動車、第二種運転免許では深視力検査を行うことが義務付けられている。三桿法の奥行き知覚検査機にて、3本の黒く細い棒が並んでおり、その中央の棒が往復的に動いており、それを2.5m離れたところで正面から見たときに、並んだと感じた地点でボタンを押し、その時の誤差が3回測定して平均2センチ以下でないとならない。乱視・弱視など障害のある場合や左右の度数差が大きい場合は合格が難しい上、先天的に神経が鈍い場合は目の異常が無くても困難であり、10人中7〜8人は不合格となる非常に難しい検査である。」
このとおり、非常にわかりにくいです。棒が動くのは分かるのですが、2センチ以下というのが全然分かりません。
私は何とか1.7センチとかで合格しました。
合計で3回やりますので、1回は失敗しても大丈夫なのが救いです。
乱視の人は分からないそうです。あと、ネットで「深視力」で検索すると、結構皆さん苦労しているようです。
私は最初裸眼でやっていたのですが、乱視のためかメガネ必須になってしまいました。
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♪大型二種免許で運転できる範囲とは。
大型二種免許があれば、普通二種免許もありますよね。大型免許もあります。大型二種免許とは、それらをすべて運転できる免許となります。
つまり、路線バス、タクシー、大型トラック、貸し切りバス、運転代行のすべてを運転できる免許です。
そのため、教習の内容も大型とは違います。方向転換の道幅が狭かったり、鋭角があったり、縦列駐車の広さが狭かったりします。そして、二種免許なので、学科があります。普通免許の学科に加えて二種免許の学科がプラスされて出題されます。
ちなみに、大型特殊自動車とけん引は運転できません。
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♪試験場での一発試験
ウィキペディアによると
「いわゆる運転免許の最高峰に位置する区分であり、プロのドライバーとしての自覚が求められる。また乗客の生命を預かるという観点から特に運転免許試験場においての技能試験(いわゆる一発試験)の合否採点基準は非常に厳しく、合格率はおおよそ10%程度である。さらに初受験で合格する確率は極めて低いとされる。」
とのことです。私みたいに軽自動車しか乗ったことのない人間は、教習所で初めて乗ったときでさえ、教習車である、バスのあまりの大きさにぼろぼろでしたので、一発試験など考えられません。
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♪試験
学科試験
ウィキペディアによると
「マークシート95問(文章問題90問、イラスト問題5問)。合格は90点以上。一種に比べ応用問題が多く、難易度も高い。二種運転免許に関わる運転区分に関する問題も多く出題される。」
はっきり言って、難しいです。普通免許持ってるからってそんなの全然ためになりません。普通免許の範囲で100点を取らないと、合格は厳しいです。この、普通免許の範囲で100点というのが結構難しく、練習問題を解いて問題文になれておくほかありません。まさに、知識と言うより、勉強量です。サッカーと同じで運動量で勝敗が決まります。
性格診断テスト
なんか、全員が受けるようです。
○×問題や同じ物を探せ、このパターンだと次は何?みたいな問題ばかりです。
点数はありませんが、評価が出ます。
私は悪い評価がでましたが、全部完璧にできるような人はいないようです。
全部できないようにできているのが性格検査ですしね。
2度目の性格検査。
これは二種免許しかないのかな?
第二段階のはじめにまた性格検査を受けました。
これもかなり難しく、完璧にできる人はいないようです。
画面を見せられて、
信号は赤でしたか?
人はいました?
バンでした?
みたいな注意力とか。
その後、反省会があって、おもしろかったです。
何がおもしろいかというと、タクシーの運転手さんとバスの運転手さんでは結果が違うそうです。
タクシーの運転手さんは瞬時に判断し、バスの運転手さんはゆっくり判断するそうです。
バスの場合、動作が緩慢なので取り返しが付かないからでしょうか?
バスのゆったりした運転という物がおもしろいと感じました。
法律に則った運転(安全確認)
教官から見て、教習生の運転が安全確認をきちんと出来ていると認めてもらえること、これが法律に則ったった運転となります。
では、教官はどうしたら認めてくれるのでしょうか。
コツは次の通り、
1.バスに乗る前、後ろと、前、右側面に障害物がないか確認し、「確認しましたと報告する。」
2.運転席に乗ってシートを調整したら「調整しました」と報告する。
3.5点確認(左サイドミラー、右サイドミラー、ルームミラー、右側面)を指さし確認する。
4.停止線は絶対に越えない。停止線に忠実に止まる。
5.ウインカーは進路変更の3秒前。
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♪第一段階
大型二種免許の教官は指導に資格必要なのか、普通車の教習には女性の教官もいるのですが、大型二種免許の教官は強面の方ばかりでした。
初日
バスはでかいです。
安全確認で前、後ろ見ますが、幅があるし、長いし、タイヤでかい。
乗ってみると、見るよりもさらに、恐ろしく大きく感じました。
教習が始まり、初めてのバス運転でパニクる私・・・そして、嵐のような教官の罵声・・・。
脱輪と接触の予防のための急ブレーキ。
もう、完全にめげました。
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♪まずは幅
バスの幅は2.5mあるのですが、中央線付近にタイヤが来るほどでないと街路樹や街灯にミラーがぶつかりそうになります。
最初に怒られたのが、この走る位置で、中央線を踏めば怒られるし、キープレフトって言われて寄れば、街路樹に当たりそうになりブレーキ踏まれるしで、本当にパニックでした。
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♪次は長さ
内輪差、外輪差があるのは分かっていますが、内輪差が想像以上にあります。
軽自動車のようにカーブを曲がると簡単に内輪差で縁石にぶつかります。
本当に、大回りをするような感覚でないとだめだし、ミラーで内輪差を確認しないと、自分がどれだけ危ない運転をしているかが分からないままとなってしまいます。
で、これを初日から完璧にやるように言われますので、かなりへこみます。
外輪差
路端停止といって、道ばたに止まるのですが、止まるのは何とかなっても、出るのが難しいです。今度は外輪差。ゆっくりハンドルを切らないと、道の端から外におしりがはみ出してしまいます。
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♪坂道発進
教科書には坂道発進補助装置の記述があったので、教習車に坂道発進補助装置が付いている物と思ったら、付いてませんでした・・・。
普通にサイドブレーキを使っての坂道発進となります。エンジンが強いのでエンストはしませんが、半クラがわかりにくく、初日でやらされたので、かなり、へこみました。
コツは、回転を5割くらい上げます。そして、クラッチを上げていき、がたがた言い出すまでゆっくり上げます。
回転が高いのでつながってくるとがたがたいいます。
回転が少ないと、がたがたが分からないので、ポイントは、エンジンの回転になります。
がたがた言えば、サイドブレーキを解除するだけで自然に進みます。
芸術的に静かに出発しようなどとは考えず、元気に行きましょう。
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♪2日目
イス
イスは姿勢保持に重要ですよね。いつも同じ姿勢で練習するのと、違った姿勢で練習するのでは練習の効果は同じでしょうか?違ってきますか?
教官は足が届くようにとか、ハンドルの先端に届くようにしろと指導してきますが、それより、自分の運転姿勢を決めてしまって、いつも同じ姿勢で運転するように心がけるようになりました。その方が、いつも同じ感じで運転でき結果として、車体感覚を早くつかめるのだと思います。
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♪教官の急ブレーキ
内輪差で縁石に乗ってしまいそうになると必ずといっていいほどブレーキを踏まれます。少しぐらい大丈夫じゃんと思っていても、必ず踏まれます。ですので、そのたびにめげないようにしないと、精神が持ちません。だって、あんな長い乗り物乗ったこと無いんだから、軽自動車の感覚で運転したって仕方ないじゃんね。
教官はものすごく強くブレーキを踏みます。
いつも力一杯です。
ですので、精神的ダメージが大きいです。
それに揺れもすごいですよ。
何かに正面衝突した感じで、前のめりになります。
それくらい、大げさにして何のメリットがあるのか分かりません。
事故防止だから何かを防止しているのでしょうが、
はっきり言えることは、いちいち、教官のブレーキで気落ちしないように。
教官ブレーキは、あるか、ないか、しかなく、中間がない。
つまり、ちょっとの失敗でも大きくしかられると思った方がいいと思います。
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♪優先道路への進入
はっきり言って、右折にしろ、左折にしろ対向車線までめいいっぱい使って出ます。ですので、左折の場合など左側の対向車が来る場合はちゃんと待ってあげないと、進路妨害になります。
バスはゆったり!運転が大事。1分でも3分でも待つ気構えでいたいものだと思いました。
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♪カーブ
カーブを曲がるときは内輪差があるので、中央線に張り付くくらいで走っていきます。
キープレフトの場合でも、中央線から50cmを維持して、線の通りの形状を走っていくといいです。
そうしないと、「ハンドルが早い」と言われたり、「センターラインによりすぎ」といわれますよ。
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♪2日目にして不登校に
もう、教官にさんざんダメだしされます。芸術的なバスの運転なんて、通い始めて2日で出来るわけないですよ。車体感覚だってわかんないのに・・・
ミラー見ろとか、巻き込んでるとか、ブレーキを踏まれるとか。特に、ブレーキは「ガクン」と急ブレーキを踏まれるので心に突き刺さります。「すみません」「本当に済みません」しか言えませんからね。
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♪マニュアル車
うちの近所のバスはオートマなんですが、大型二種免許の教習車はマニュアル車です。
そこで、ギヤですが、普通車とは違います。
バックRが1速のところにあります。
しかも、バックRは押しながら入れます。
あと、発進は2速です。1速は使いませんでした。
実際、のろのろ運転は2速でエンストしません。
1速ってどれくらい遅いのか試してみたかったくらいです。
あと、エアでギヤが変わるのですが、シフトチェンジして1秒くらい間があります。
プシュって音がするので分かるのですが、この1秒の間があるのが最初は分からず、おかしいなーギヤ入ってないな〜って思ったものです。
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♪クラッチ
踏み込む量が多いのですが、エンジンが強いのでエンストはしません。
半クラッチがわかりにくいのですが、バスがうなり出すまで思い切りあげてみるといいと思います。
意外と上の方に半クラがあります。
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♪ブレーキ
これが難しいです。
ちょっと踏んだだけでかなり効きます。
そして、バスなのでお客様がつり革で経っていることも考えた、早めのブレーキを心がけるようにと言われます。
また、カックンブレーキも注意されます。
最後に止めるときはブレーキを離して、重力で止める位を目指したい物です。
ここで大型とバスの違いですが、大型トラックの場合路上飛び出しや割り込みがあっても急ブレーキが踏めます。でもバスの場合は割り込みがあって急ブレーキしてしまうと、お客様が転倒してしまい、車内事故に。車内事故になってしまったらおしまいじゃないですか。人にけがをさせてしまう仕事ってないですよ。責任重大。だから、路上では防衛運転が求められるので、ブレーキングの技術は最初から意識していた方がいいですよ。
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♪微速
S字、あい路、鋭角、方向転換、縦列駐車なんでも、微速が求められます。
最初はクラッチだけでコントロールしていましたが、最後の方にはブレーキも使うようになれました。
半クラが難しいときはブレーキを意識して使うのも方法の一つかもしれません。
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♪球面ミラー
バストラック特有のミラーで球面ミラーがあります。
これが結構使えます。中央線とどれくらい離れているか、停止線との距離はどれくらいかとか。
極端な話、サイドミラーなんか見ないで、球面ミラーしか見てない時期もありました。
サイドミラー見ても、せいぜい、左側が植木に当たりそうになるかを確認するくらいですから。
この球面ミラーが活用できるかが卒検の鍵になります。
特に、鋭角と方向転換のときにこいつで前輪の位置を確認しますので、見え方に慣れておきましょう。
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♪サイドミラーと室内ミラー
サイドミラーと室内ミラーは路上教習になってから本格的に見るようになりました。
理由は、青信号で発進のたびに、左サイドミラー、右サイドミラー、室内ミラーの確認を
することが義務づけられているからです。それと、右のサイドミラーは追い越し車があるか、
左も、バイクが隠れてないかが怖いから、必然的に見るようになります。
つまり、私の場合、
球面ミラー
↓
右サイドミラー
↓
左サイドミラー
↓
室内ミラー(お客様の様子を確認)
↓
出発します!(声だしは不要ですが、習慣づけの強化のため、声を出すようにしていました。)
の順で見る習慣が付いた気がします。
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♪右折
はっきり言って難しいです。
路上に出れるようになっても曲がりきれなくて困ったことがあるくらいです。
ポイントは2点
1点 2.1m前に出よ
2点 速度はいつも同じ速度で進入せよ
1ですが、バスの場合前面から前輪までの距離が2.1mあります。そして、ホイールベースが2.5mあります。ホイールベースとは前輪と後輪の距離です。この長さによって最小の小回りの半径が決まります。バスは2.5mということです。つまり、半径2.5mのコンパスです。コンパスで描いた円の内側にはつまり2.5mより内側には入れません。
つまり、曲がろうとしても2.5mのコンパスで円を描くようにしか曲がれません。
だから、2.1mの前面と前輪の距離の分を前に出て、2.5mの半径内に巻き込みがないか見ながらハンドルをめいいっぱい切ります。
そうすれば、前輪のあとを後輪が追ってくれてきれいに曲がれます。
私は軽自動車乗りですが、軽自動車って前輪が前面に限りなく出ています。
だから、バスの2.1mと感覚が全く違います。
ですので、どうしてもハンドルが早くなってしまい、内輪差で怒られることになります。
いっぱいいっぱいに切って右折する方法を身につけたら、ハンドルを回しながら右折する、つまり、最終的にはいっぱいいっぱいになるが、ゆっくりとしたハンドルさばきになれるように練習のレベルを上げるといいですよ。
これは路上教習の時に真価を発揮します。
2ですが、たとえば、20kmで進入したときと30kmで進入したときにハンドル操作はどうなるでしょうか?
ちゃんと、速度がアップした分、早くハンドルが操作はできますか?
または、うまくいかず、修正が必要と気づいてから修正できる時間はありますか?
おすすめなのは10kmくらいの動いているかいないか分からないくらいの速度にする。つまり2速にギヤチェンジしてから右折するのがおすすめです。
それができるようになってきたら、3速でもできるようにすればいいのです。
要は、同じ環境にすることで訓練一回あたりの効果を高めようというのが、毎回同じにする意味です。
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♪左折
京成バスは左折の時に一旦停止するそうです。これは過去に左から来たスケボー少年を死亡させてしまった起こった事故があり、
二度とこのような事故を起こさないという事故防止のためですが、一旦停止したら、教習所内のいつもと同じハンドル操作で曲がれますよね。つまり、安全だし、上達も早いですよね。
つまり、進入速度はいつも同じが手っ取り早いです。軽自動車であれば小さいので状況変化に応じて何とかなってしまうのですが、バスはでかいですから、何とかなりようがありません。
特に、路上の時に一定速度で右左折することを注意したいです。わたしはこの考えに行き着くまでにかなり失敗しました。
左折も右折と同じで2速に入れて、ゆっくりです。止まってもいいくらいですよ。
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♪停止線
バスはゆっくり止まります。だから、停止距離がどうしても長くなります。となると、信号の変化に気をつけておかないと急ブレーキを踏まれてしまうことに。
教習なので、赤信号気味を突っ走ることはさせてくれません。当たり前ですよね。
ですので、どうしても、停止線に止まります。
この停止線に止まるのが難しい。最後の5m位はブレーキを離して惰性で止まるくらいが理想です。
教習所内からの練習があるのと、無いのとでは、路上に出てから大きな差になります。
教習所内の練習の段階から惰性で止まる感覚を目指してほしいです。
ブレーキによる慣性に取られて倒れてしまう車内事故防止のため、ブレーキはいったん離して、ノーブレーキで自然に止まる感覚を目指しましょう。
これは路上に出てからも注意される点ですので、最初から上の技術レベルを目指した方がいいですよ。
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♪シフトノブに手を置くのを嫌う
なぜか、シフトノブに手を置くのを教官は嫌います。たぶん、危険回避のためのハンドル操作ができないからだと思いますが、その理由の説明がないので、いつも怒られてばかりでした。
教習所内はのんびりしてますが、路上だとスピード感があるため2速から3速にそして4速へとすぐに変えることになります。
そのときも、いちいち、ハンドルに手を持って行かないと怒られるので、注意しましょう。
教習所の中で怒られたことは路上でも必ず怒られますよ。
Top
♪脱輪
右折で脱輪することは無いと思いますが、左折では結構頻繁に脱輪します。脱輪といっても、縁石に乗り上げることはたぶん無いと思います。その前に、強烈なブレーキを踏まれてとまります。要は、タイヤが縁石に接触するのを脱輪と表現するようです。最初は違和感というか、縁石にちょっとタイヤが触るくらいいいじゃないかくらいに思っていたのですが、教官はとてもいやがります。
必ず、お小言を言われますので、覚悟しておきましょう。普通車からいきなり大型を運転するのですから、車体感覚なんて身につきません。平常心であれば2.5m前に出たり、20kmとかのいつもの速度でカーブに進入できますが、ちょっと怒られたり、気を取られているのが教習なので、自分の本来の力は発揮できません。そこのところを分からず、脱輪で怒られるので、精神がいくつあっても足りませんから、2.5mと20kmだけは早めに身につけておくことをおすすめします。
Top
♪シフトチェンジ(ギヤ)
1速は一度も使いませんでした。
2速発進で、3速まであげます。
微速のコントロールも2速で行います。なぜ1速ではないのか意味不明の間まま終わりました。
40kmに上げるときも3速で上がりますが、4速を使ってもいいかもしれません。
路上では4速まで使うので教習所の直線では4速まで練習してもいいかもしれません。
ただ、これからの時代はバストいえどもオートマチック車になるようです。
近所の路線バスもオートマですし、三菱ふそうのバスはすべてオートマチック車になったそうで、マニュアル車がなくなりつつあるようです。
減速チェンジ、停止の時のチェンジ
信号とかで止まるときに、2速に入れますが、なぜか止まってから入れろと言われました。
減速チェンジする場合も、減速してからギヤを入れるようにと。なぜでしょうか?
エンジンブレーキを利かせたいのかな?
意味不明なまま言われるままにやりました。
Top
♪左側通行
教習所内の道は狭いです。だから、左側通行といっても、右側を45cmくらい開けて走ると、左側の路側帯に乗ります。
ですので、右の球面ミラーを見ているだけで、何となく左側通行ができてしまいます。
あとは、植木と、電信柱。そのような障害物が左側にあるときに左側の球面ミラーを見て確認すれば問題ありません。
ですが、路上は問題です。
路上の道は広い。しかし、対向車にバスが来ることがあるし、植木だってある。路駐の車だってあるし、自転車もいます。
そこで初めて、左側の球面ミラーとサイドミラーを頻繁に見ることになります。はっきり言って、ミラーを見ないとどのあたりを走っていいか分からないですよ。国道とかは問題ないですけど。
ということで、ミラーを見る習慣は路上に出れば必須になります。教習所内に球面ミラーまで見られるようになると後々楽ですよ。
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♪前輪の位置
まず、運転席の後ろにあります。しかも、かなり後ろにあります。
軽自動車って運転席の前、足下の先30cmくらいです。前部から15cmくらいじゃないですか?バンパーの真下にタイヤがありますよね。
バスの場合2.1mあります。これをフロントオーバーハングといいます。軽自動車ってフロントオーバーハングが50cmくらいですから1.5m遅くハンドルを切らないとダメってことになります。しかも、2.5mの半径で回りますので、つねに、2.5m遅くを意識するといいと思います。
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♪後輪の位置
後輪はリアオーバーハング(3.5m)といって外に振りだしてしまいます。
たとえば、路端停車の場合、ハンドルを急に切ると70cmはみ出します。
もちろん、ポールにぶつかるので、急ブレーキを踏まれることになります。
あと、路上の右左折でのオーバーハングが問題になります。急にハンドルを切ると70cm出るとなると、左側面や右側面にいたバイクや自転車に接触することに。つまり、巻き込んでしまうことになりますので、右左折の時のサイドミラー確認は慎重に。
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♪発進、右折
発進と右折はとにかく待つ。この待つ精神を養うほかありません。教習所内でも、必ず「発進しても、いいですか」「右折してもいいですか」と聞きましょう。
急ブレーキ踏まれてへこむくらいなら、「いいですか」と聞くことくらい何でもないはずです。
また、路上の場合もっとひどいです。当たり前ですが、一般車両はこっちが教習車だと分かっているからどんどんつっこんでくるし、たまに、譲ってくれる車があっても、バイクや後続車がいつ出てくるか分かりません。こっちは、ゾウのような巨漢のバスなので、身動き取れない分、危ない場面になりやすいので、「待つ」とにかく「待つ」姿勢でいきたいものだと、なんども、心に声がけしました。
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♪踏切
まず、5点確認(左サイドミラー、右サイドミラー、ルームミラー、右側面)を指さしする。
もちろん窓も開けます。
この5点確認を忘れないようにしましょう。
5点確認をして減点なしです。
しないと減点です。
あとは、軽自動車と同じ。シフトチェンジしないで通り抜けます。
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♪S字
S字は意外と難しいですが、コツをつかめば簡単です。
コツ
1.直角に入る(狭い道の左折だと思って右側に寄りながら)
2.前半はミラーがポールにあたるぎりぎりを維持する
3.途中はまっすぐにして左側のミラーによる
4.後半は左側のミラーと右の後輪の両方を見る。後輪が脱輪する可能性が一番高い
5.後輪の脱輪さえなければ成功
6.S字から出るときにはまっすぐ前進してから右左折する(タイヤが曲がった状態で出ると接触する)
6個もポイントがあると大変ですよね。
優先順位をつけるとしたら、
1と5と6です。
3つもポイントがあると大変であれば、
1です。
S字だからといって斜めに入らないでください。斜めに入ってしまうと、安定した経験の蓄積にならないため、初体験の連続で戸惑いながらの運転になってしまいます。いつも同じ運転方法で経験を積むことをおすすめします。
最後に、直角に出るようにしましょう。
S字を出るときには、ハンドルが曲がった状態です。
試験の時に、「あ〜S字終わった〜よし出よう、」と出てしまうと、ハンドルが曲がったままなので、おしりをぶつけてしまったりしやすくなります。
出るときも、直角に出るようにしましょう。
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♪クランク
教科書にはクランクがあるのですが、教習はしませんでした。規則が変わったのかな?
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♪方向転換(T字路)
これは卒業検定の課題です。
バックなので難しいですが、コツを押さえれば簡単です。
コツ
1.縁石から1mにつける
2.ハンドルを切り出す位置を覚えておく(施設の路端が停止位置と思ってください)
3.最初は1回転ハンドルを切る
4.後輪が脱輪しないようにぎりぎりを攻めていく
5.後輪が脱輪しなければ前輪が脱輪することは無いが、白線と前輪が平行になるようにする
6.後輪が脱輪せず前輪も平行より曲げられるようになったらハンドルを全部回す
7.無理に一度で入れず、切り返しをしてバスを中央に置く。
ポイントは
1と4と7
パターン問題なので、いつも同じ条件になるようにすれば上達は最速です。
どこでハンドルを切るかを車両感覚から自ら導き出すなんて、数時間の練習では絶対できません。
パターン問題をパターン通り解く。それが成功の道です。
縁石との距離は1mです。
これはこんな物として覚えましょう。
水切りを2倍した距離です。
このときの幅が違ってしまうと後々ずれが生じます。1mがうまく距離が取れなかったらやり直しをしましょう。
バスをどこまで出すかも決めてしまいましょう。
私は縁石の切れ目で草が生えているところとして覚えました。
パターンなので、ハンドルの切り込み加減はいつも同じになるのがベストです。
ただ、うまくいかないと思うので、
前輪が縁石の線に近づいたらハンドルを緩める。
後輪の路側灯が角を超えたらハンドルをめいいっぱいきる。
この二つでいけると思います。
ハンドルを緩めるのが意外と難しいので、早めに緩める動作ができるかで、
勝負が決まります。
はやめに、緩める。ポイントです。
ちなみに、バック。
50cm以内が規定です。そして、報告します。
これがなかなか難しいです。
中央のポールと左端のポールの位置の変化で私は見るようにしてましたがコツはつかめませんでした。
バンパーから50cmと窓から50cmは違うじゃないですか。
くっつくとバンパーが接触するし、離れているとダメだし。
最終手段は、左サイドの窓に見えるポールの位置で判断するようにしました。つまり、「あの窓の端に4本目のポールが来たら終了と」。
そして、最後の判断は自分の目で行うと。確認箇所が増えれば増えるほど、自信を持った運転が出来ますからね。
出るとき
出るときは通常通りの右左折ですが、左右の余裕があるなしでかなり厳しいときもあります。
試験なので、3回まではやり直しがききます。もう一度バックし直して立て直してかっら、挑戦するくらいの余裕を持つと良いでしょう。
私は卒業検定の時に3回切り返しをしましたが合格しました。
失敗しても無理して縁石にぶつからないように、諦めずやり直しをしましょう。
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♪縦列駐車
これもパターン問題です
コツというと
コツ
1.1.5m路端から離れて止まる
2.バスの乗降口の中央にポールの端が来たら、ハンドルを回し始める
3.ハンドルはゆっくりで右端が後部車の奥になるまで回し、それを維持する
4.右端が奥を目指しているのを維持する
5.左のサイドミラーが前方のポールの端に来たらハンドルをいっぱい回して入れる
6.できるだけ奥に入るようにがまんする
ポイントは3です。
教科書に書いてあるように、直線で入れます。
これをしないとうまく入りません。
これをできるだけ早く、そして、正確に行います。
それが勝敗のポイントになります。
体制作りが遅かったりぶれがあると、バスのおしりが奥まで入りません。
ただでさえ、大型免許より、狭くなっているバスの縦列駐車ですから、早めに、体制作りがポイントです。
あとは、ただ、縁石に寄せすぎると脱輪扱いされるので注意です。
でも、枠線内にミラーを含めて入ってないとダメなので、切り返しをする気持ちで行きましょう。
Top
♪あい路
あい路もパターンです。
運転席の後ろに前輪がありますから、前部が2.1m前に来るまで待ってからハンドルをいっぱいいっぱい切ります。
前の赤線を超えないように入り、切り替えしすれば何とかなるでしょう。
コツですが、
コツ
1.15kmで進入するとか進入速度を自分なりに決めておく
2.2.1m出る
3.無理にがんばらない。切り返しで何とかするつもりで行く
Top
♪鋭角
最大の難所です。
コツですが、
コツ(左折の場合)
1.進入は15kmでゆっくり入る
2.縁石45cmにつける(水切りのあたりまで)
3.サイドウインドウの端に縁石が見えるまで平行に進行する
4.縁石が見えたらハンドルをいっぱいに切る
5.運転席の後ろまで縁石が来るまで前進し、縁石と平行になるようにする。
6.ここで自信がなければ窓を開け前輪ができるだけ奥まで来てるか確認する。
7.バックに入れハンドルを反対に全開に切り左の路側灯に縁石がくるまでバック(無理にバックしない)
8.ハンドルをいっぱいに切り左前輪が縁石の手前まで前進。
9.直進バックで左路側灯が縁石まで。
10.右後輪が脱輪しないか確認しながら出る。
感覚としては
A.進入速度はゆっくり入り定位置まで持っていく
B.最初にできるだけ前進する
C.あとはパターンをただひたすら実行(速度を抑える)
D.ダメだったらもう一回。
特にBのポイントが大切です。
できるだけ前進して、バスを奥に持って行くと後が数段楽になります。
奥に持って行くのがポイントです。
奥に持って行けないと内側で引っかかります。
内側で引っかからないために、奥まで持って行くのです。
そのために、確認が大切であり、窓を開けて、
ちゃんと奥に持って行けたか確認しましょう。
あと、前進と後進を繰り返しますが、ここで縁石に乗ってしまうと、せっかくの苦労がパー
卒業検定の時に前進後進の時に縁石接触なんていやでしょ。
ですので、ミラーでの確認方法を自分なりに確立した方がいいですよ。
「あれか〜」と思えるようになりますから。
「あれを見るのね」というのがないまま、分からないまま練習を繰り返すのはお金がもったいないですよ。
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♪鋭角(右折の場合)
コツ
1.進入は15km
2.縁石45センチ水切りまで
3.フロントウインドウの端まで前進して
4.ハンドルを全回にして運転席の後ろに縁石が来るまで前進
5.全回にして右の路側灯が縁石の手前までバック(ゆっくり)
6.全回にして前輪が縁石の近くになるまで
7.直進バック
8.後輪が脱輪しないように見ながら出る。
こちらもコツはできるだけ奥まで行くことです。
こちらも奥までいけたら後は大丈夫。
あと、停車中にハンドルを回すのはやめろと言われます。
理由は、タイヤに想像以上のねじれの力がかかり、タイヤに負担がかかるから。
でも、教官によっては停車中でも回していることを黙認してくれますので、
あまり気にせず、思いっきりハンドルを切りましょう。
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♪路上教習
はっきり言って第二段階に進んだら一発試験に行った方がいい。
技術的なレベルはすべて終了したからです。
未経験と言えば路上だけです。
でも、路上経験っていっても、軽自動車といえど経験はありますから、
それほど大差ありません。
バスに慣れるためなら、第二段階は必要だけど、技術を磨くためなら、一発試験対策をした方が技術が磨ける。
路上に出ると技術がどんどん劣化していくのが分かりました。
はっきり言って忘れるし、曲がり方とかも道が広い分おおらかとなります。
確かに、車両感覚を磨くために、経験を積むことは否定はしないが、何しろコストがかかる。
試験に受かって、実際に乗るようになってから技術を磨いても十分な気がします。
それでも、あえて、路上のメリットと言うと、
曲がり方(内輪差)
速度感覚(目線が違うので速度感覚がつかめない)
左を意識した運転(ミラーで左を確認しながら運転する)
ブレーキの加減(お客様を意識したスピードコントロール)
くらいだろうか。
教官は、小皿にゴルフボールを乗せて、この小皿がテーブルから落ちないように運転してくださいと言っていた。
それくらい、慣性に振られないような安定した運転を心がけるようになりました。
技術を純粋に磨きたいなら第一段階が終了したところで、一発に行くのがおすすめ。
第二段階は路上なので安全運転、防御運転のトレーニングへと目的が変わります。
大型二種免許を取ると普通免許を取ったときより勉強になりました。
特に安全への意識はより強くなった。
仕事としてではなく、たとえ趣味としてでも、大型二種の取得は意味があると思いました。
それに、プラチナライセンスを取得できたこと、それを持って運転できることからくる自信はお金では買えません。
取ってよかった〜
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