RWカラープリントチェッカーPC-2 |
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8,600円
自家プリントでグレイバランスのためのYMCフィルターの使い方と露光秒数の判定が容易確実にできます。
1. 引伸機に照明光ネガ(または照明光ポジ)をセットして、8x10サイズに引き伸ばす状態にします。引伸機のフィルターを60Y、40Mにセット。もしタングステンランプで撮影した場合はさらに60Y、40Mを追加。(ポジプリントでは印画紙の袋に記入したフィルター値をセット)引伸機レンズの絞りを8x10伸ばしではF8位にセットします。
2. テストペーパーを適当サイズ(例えば4x5インチ)にカット。そのテストペーパーを乳剤面(着色している側)を上にしてイーゼルの中央に置き、ストライプテスター(ハンザ製)をのせます。
3. ストライプテスターの回転軸をつまんで、羽を回転させ、すぐにタイマーを押して10秒間の露光を与えます。(テスターがないときは3秒ごとに覆いながらズラシ露光し、6段階ぐらいの段階焼きをつくります)。
4. 露光済みのテストペーパーを、本焼きと同様に現像、すすぎ、漂白、定着、水洗、乾燥を行います。
5. テストペーパーの色調がRWCCフィルターガイドの2と5のカードのどちらに近いかを判定します。もしなければ1、3、または5、6のカードの中から最も近似する色の部分を探します。判定は昼光かブルーライト、色評価用蛍光灯で行ってください。
6. チャートの中でテストに近い色が決まったら、その位置の上の数字がYフィルター、また左側の数字がMフィルターの補正値です。+記号ならプラス、-記号ならマイナスしてください。
7. 補正したフィルターデータで再度ストライプテスト。そして現像処理・乾燥します。(もしその結果まだ色味が強く、グレイから遠い場合は、もう一度ガイドでフィルター補正します。要はテスト段階が灰色になればよいわけです)。
8. テストがグレイになった時、フィルター調節は完了です。ぴったりではないが、No.2のカードでチェックしたとき補正フィルターが0.5以内のときはヘッドを補正して次の段階に移ります。
9. グレイテストの上に、RWグレイサンプルのNo.7(またはRWグレイスケール2のNo.7の部分)をあてがい、同濃度の部分を探します。その部分に焼き付けられた数値が標準露光秒数です。これをタイマーにセットします。
10. ネガキャリアから照明光ネガを取り去り、これを一連のネガとともにコンタクトプリンターまたは透明ネガ袋にセットし、ネガキャリアーを6x7、6x9等に変更して、上記データで露光を与えます。もし2本目のネガがあるときは、そのグレイネガを追加しておくとそこが2本目のテスト部になります。
11. コンタクトを本焼きと同様に現像処理します。
12. コンタクトから引き伸ばすネガを選びます。
13. プリントしたいネガを135用ネガキャリアにはさんで引伸機にセットし、本焼きを行います。このときコンタクトでノーマルにプリントされているネガが適正ネガです。適正ネガについては フィルターと露光条件はコンタクトを作ったときとまったく同条件でおこなってください。
RW CCフィルターガイド
- PC-2の内容
プリントされた照明光記録部または被写体のグレイ部のカラーバランスを補正して正しい色(グレイ)にするフィルター値がすぐにわかるネガポジ兼用のカラーチャート。ネガプリントでは加えるべきフィルターだけでなくマイナスすべきフィルターも見いだせるのが大きな特徴です。
RWグレイスケール2
無彩色段階のグレイスケール。(財)日本色彩研究所製の反射濃度0.1から1.2までの12段階の無彩色票を有する反射型グレイスケール。プリントされたコンタクトプリントの照明光記録部の上に直接あてがって、等しい明るさにみえる部分を見いだしたとき、その横にしめされた数字が反射濃度のコンマ以下をあらわします。
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