透過色のつくり方
CCフィルターはコダック製品、富士製品があるが、写真のRWカラースケールはリング状(写真1)、または短冊型(ハンディタイプ=写真2)の先端にYMCの025、05、10、20、30、40、50のCCフィルターをとりつけ、これらの比色窓(長方形の窓)のなかで自由に組み合わせるようになつている。

フィルターそのものは透過色だから、素透しの比色窓にフィルターをいれたときは透過色ができる。つくれる透過色の種類は、フィルターの組み合わせしだいで025単位で100までできるので、YMCはそれぞれ40段階の色変化となり、Y+M、Y+C、M+C2色の組み合わせで40×40=1600×3でざっと4800色、さらに3色の組み合わせによれば、かなり膨大な色がつくれることになる。図4-11は、CCフィルターの組み合わせでできる色環の一例である。
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