こんばんは

私たちの学校は「こんばんは」から始まります



2003年/日本/16mm/カラー/92分 
文化庁芸術文化振興基金 記録映画長編部門 助成

公式HP

文部科学省選定
キネマ旬報ベストテン 文化映画1位
毎日映画コンクール記録文化映画賞(長編部門)
日本映画ペンクラブ賞 日本映画ノン・シアトリカル部門第1位
第1回文化庁映画賞 文化記録映画大賞
平和・協同ジャーナリスト基金 基金賞奨励賞
文化庁芸術文化振興基金 記録映画長編部門 助成


監督:森康行

撮影:川越道彦
構成:古賀美岐
編集:古賀陽一
録音:山際卓郎(読売映像)
音楽監督:小六禮次郎
プロデューサー:中橋真紀人
ナレーション:倍賞千恵子
製作:イメージサテライト
配給:「こんばんは」上映事務局
    ・ポレポレ東中野

涙がポロポロこぼれて止まりませんでした。たくさんの子供達に見せてあげたい。勉強することの大切さ、人と関わることの大切さそして生きて行くことの力強さを見せてあげたい、心からそう思いました。ありがとう。
大竹しのぶ(俳優)

人は人との間で育ち、人となっていくという思いをいま一度かみしめました。年の差に関係なく学ぶという姿勢の中で確かな友情が生まれ見事な作品です。
小山内美江子(脚本家)

感動しました。夜間中学校に学ぶ人々の一人一人の魅力あふれる素顔、そして先生達のゆるぎない献身。生きる勇気をあたえてくれる名作です。
黒木和雄(映画監督)

心がカラカラに乾いて壊れかけている今の日本で、勇気とやる気と優しさがふつふつと湧いてくる映画ですね。
湯川れい子(音楽評論)


私たちの学校は「こんばんは」から始まります。

夜間中学をご存知でしょうか?病気や貧困で学校に通うことのできなかった高齢者や、日本語が分からない在日外国人、不登校の若者・・・様々な理由で、義務教育を受けられなかった人たちが通っています。

いつでも入学できます。分かるところから始めよう。
墨田区立文花中学校夜間学級。ここには17歳から92歳まで、8ヵ国80名の生徒が、進度別に普通学級と日本語学級に分かれ、字を読み書きするところから、高校受験のための勉強まで学んでいます。
授業は夕方5時20分に始まり、給食をはさんで夜9時過ぎまで。授業が分からない生徒がいたら、理解するまでは先に進まず、みんなで教えあう。国籍や年齢、世代の壁を越え、個々の人生経験を生かし互いに助け合い、ゆっくり進んでいく授業には現在の教育では見失われかけている、学ぶ喜びが溢れています。


生きる勇気。学ぶ楽しさ。きらきら輝き出す顔。

学校のおかげで、気持ちがガラッと明るくなった。会社は人の弱いところを見るけれども、学校では、分からないといったら、皆がこうだよと教えてくれるからね。

プレス工場を営む三浦隆さん(71歳)は小学校までしか学校に通えず、読み書きができません。最愛の兄の葬式で弔辞を読めなかったことをきっかけに、夜間中学の門をくぐる決意をします。

おじいちゃんはこれから道楽をするから。だまって見ていてくれ。
保育園や幼稚園の遊具を作る仕事をしている矢田部敏武さん(75歳)。病気と親の仕事を手伝うため、小学校3年生までしか学校に通うことができませんでした。文花中の“いつでも入学できます”と書いてある看板を目にし、ここへ行きたい!強く思うその一心で借金を返済し、家族を説得して通い始めます。

お母さんへ いつもありがとう。ぼくは国語が好きです。いろいろ心配かけてごめんね。
平均年令69歳のBクラスに入って来た、無口な男の子しんちゃん(17歳)。小学5年生以来、両親以外誰とも口をきかなくなり、昼間の中学で不登校となりました。しんちゃんとBクラスの生徒は、おじいちゃんと孫ほどの年齢差がありますが、喋らないしんちゃんをみんな優しく見守り、声を掛けます。そんな中で、しんちゃんは次第に自分の気持ちを表現するようになります。

文花中はこんな感じ!
みんなうるさい。思いついたことをすぐ口に出す。
宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の一節、「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ」の箇所を読んで、「食いすぎだよ」「食いすぎだ」「それにしても食うな」との声が飛び交います。ここからいつものように、話が脱線していきます・・・

夜間中名物、爆弾おにぎり!
―誰が作っている?
学校の行事の度、何合もありそうな特大のおにぎりが配られます。前の日に一人で一個一個手作りし、いつも勉強を教えてもらっている皆へ、感謝の気持ちを込めて渡します。

国籍も年齢も様々。笑いあり、涙あり、感動あり、なんでもあり!?こんな学校をあなたものぞきに来ませんか?


2004年9月11ロードショー!!

初日に監督、出演者(予定)による舞台挨拶があります。

特別鑑賞券¥1,300円(税込)劇場窓口、都内プレイガイドにて好評発売中!
当日料金:一般¥1,500円/大学・専門¥1,300円/中学・高校・シニア¥1,000円/小人(4歳以上)¥700円