ひいくんのあるく町

僕の記憶の故郷には、
いつも彼が歩いていた
2017年/日本/DCP/カラー/47分

公式サイト

<スタッフ>
監督 : 青柳拓

プロデューサー・録音 : 植田朱里 
副プロデューサー : 熊澤海透
撮影 : 山野目光政
録音 : 福田陽
編集 : 朝野未沙稀
題字 : 渡井秀彦(ひいくん)
アドバイザー : 安岡卓治、島田隆一、山内大堂、辻井潔
製作 : 日本映画大学

配給 : ©️水口屋フィルム
宣伝 : 細谷隆広

<概要>
シャッター街をほのかに明るく照らす珠玉の47分!
かつての町は今でも温かく、いつまでも優しい。

弱冠23歳の新鋭青柳拓のデビュー作。
故郷への郷愁と愛しさを奏でる“ほっこり”ドキュメンタリー。
2017年座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル・コンペティション部門入賞。
4月に開催された地元上映会では1000名以上の観客を動員、圧倒的な支持を集め、ついに全国劇場公開が実現。
<ストーリー>
監督の故郷、山梨県甲府盆地の南・市川大門。その町並みをヘルメット姿の少年のような風変わりなおじさんがひょこたんと歩く。彼は町の人々の手伝いをして、”ひいくん”と愛称され温かく受け入れられている。いつも、当たり前のように町があり、人がいた。しかし、いつしか町はシャッターが目立つようになった。お気に入りの電気屋「水口屋テレビ」の店主・青柳正輝さんは病気で倒れ、店を閉めた。写真好きの正輝さんが撮影した膨大な数の写真には、この町の活気ある姿が確かな形で写っていた。華やかだった町の風景、盛り上がる祭り・・・。今、町はゆるやかに静まってゆくが、我らが人気者のひいくんはこの町を今日も朗らかに歩き続ける。


<監督コメント>
「地元で映画、撮りたいなあ」
なんとなく考えながら町を歩いていました。
大学でドキュメンタリー映画を制作するため、企画を考えていた時、僕は地元・市川大門にいました。明確な理由はなく、ただカメラを持って誰もいない商店街を歩いていました。
すると、いつものように「ひいくん」が歩いていました。幼い頃からなんとなく気になっていた人、友達と話してもみんな彼を知っています。
「町長さんよりも有名人」と言われるほどの彼でしたが、彼が普段何をしている人なのか知っている人はほとんどいなかったのです。
誰もいない商店街を、楽しそうに歩いている彼を見て疑問に思いました。
「なんでこの人はいつも楽しそうに、歩き続けているのだろう?」
その理由が気になって気になって、仕方がありませんでした。
ひいくんを追いかけて、町の今と昔を見つめ、彼の歩いた先々で出会う「人」との交流の中には、教科書には載っていない故郷のもう一つの歴史がありました。それは映画でしか表現できなかったものだと思うのです。
(監督・青柳拓)
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