2002年10月MP,NB撮影会

再編集に当たって   2012年10月19日
 今回ご紹介するのは2002年10月19日の撮影会です。ちょうど10年前の話です。この撮影会はずまろんさんが初めて撮影会に参加したという記念すべき日でした。また、この撮影会以降、きゃっぷさんは撮影会から遠ざかっています。引退ではないと思いますが、一つのメモリアル撮影会となったのでした。
 自分の感覚ですが、この頃がRQ撮影会のピークだったように感じます。本文にあるようにこのときから会場が北の丸公園から鍋島松濤公園に変わってます。撮影会があまりに盛り上がりすぎ、追い出されてしまった感じです。これ以降、北の丸公園で撮影会が開かれることがなくなりました。
 今でこそデジカメ全盛ですが、当時はまだフィルムが主力でした。オレ自身、このとき既にD100を持っていましたが、どちらかと言えばマニュアルフォーカスのニコンF3+85mmF1.4に力を入れていたことを憶えています。この組み合わせは写真を撮っているんだという満足感・充実感を味わうことが出来ます。ファインダーに浮かび上がる像を自分でコントロールするのはカメラ趣味の醍醐味です。でも、仕上がりは微妙でしたけどね・・・w。ピント合わせの精度は当時も既にオートフォーカスに分がありました。
 きゃっぷさんもお父様のペンタックスを持ち込んで楽しみました。さすがに写りは時代を感じさせるものでしたが、あの味わいのある画像は今のカメラ(レンズ)では絶対無理です。今となっては主力カメラにはならないと思いますが、上手く使い分けられれば雰囲気のある組写真が出来ると思います。今でも使ってますか、きゃっぷさん?
 もちろん、ずまろんさん(Kさん)は今でも主力はフィルムカメラです。フィルムが次々生産中止となってますが、せっかくの名機を飾っておくだけではつまらないですよね!

 では、当時の報告をもう一度お伝えします。って言いたいところですが、いくつか補足を。
 (1)当時、まだHNが決まっていなかったずまろんさんですが、この後日談ではKさんと呼んでいます。
 (2)一太郎で編集したため、画像の形式がgifとなっています。ざらついた画像ですがご了承下さい。
 (3)各人の画像もありましたが、容量の関係で割愛します。


 
Kさん登場!!


 何といっても今回の話題はKさんでしょう。前々からお誘いしていたのにいつになっても煮えきれないKさんがついに参加しました。しかも「はしご」で。初参加のKさんに「はしご」をさせるだなんて、そのいきさつについて触れておく必要があるでしょう。

 










 
         撮影:Kさん(F1)
 確か、10月の頭まではあの横須賀まりこさんが来るということで20日(日)のテイク参加で考えていたと思います。ところが後になって19日(土)開催のMPにさくらちゃんが来るという情報が入り、そのままそちらにシフトしました。本当はその日、きゃっぷさんの都合がよくなかったのですが、さくらちゃんの誘惑に負けてしまいました。この19日計画をKさんに伝えたところ、OKとのことであっさりMPに行くことになりました。きゃっぷさんも午前だけ参加して午後帰るというハードスケジュールを組みました。
 ところが、事件が起きました。さくらちゃんが突然キャンセルになったのです。目的を失ったわれわれは途方に暮れました。初め考えていたの20日のテイクにしようか。そうすればきゃっぷさんもフル参加できる。ところが、Kさんの都合が悪いとのこと。きゃっぷさん自身も2日連続の「お遊び」は許してもらえそうになく、私とonlyさんで「首脳会議」を開きました。その結果、横浜のNBにも参加しようということになりました。
 斯くして、午前MP、午後NBという「はしご」スケジュールになりました。

 
あわや遅刻?
 そんなこんなで当日を迎えることになりました。今までMPは北の丸公園での撮影会が慣例だったのに諸般に事情により渋谷の鍋島公園に変わってしまいました。たぶん3月の早咲きさくらでの撮影会が原因でしょう。違うかな?
 ということで、今回は飯田橋ではなく、渋谷駅で降りたのですが、思ったより遅くなってしまいました。だからいつもの軽食(立ち食いばのこと)を取らず、そのまま会場に向かうことにしました。ところが、ふと前を見ると、ともっちが歩いているじゃないですか。間に合うかどうか心配していたけど、今日のモデルさんが一緒なら問題ないぞと一安心。余裕を持って受付を済ませました。


 
















 
          撮影:きゃっぷ

装備
 今回、Kさんはマニュアルカメラとしての名機の誉れ高いキャノンnewF1にこれまた名玉である70−200Lズームをつけて参加しました。それと伝説のバルナックライカを持っていきました。私は対抗してモードラ付ニコンF3を持ち出しました。もちろんレンズはマニュアルフォーカスも使いやすい85mmF1.4です。更にきゃっぷさんは親から譲り受けたペンタックスSRに50mmF1.4を装着して望みました。
 もちろん、デジカメだって負けてませんよ。onlyさんはD100にあのトキナーをつけて参加です。広角側での撮影は少しきついものがありますが、使い勝手は抜群ですね。私もD100を持っていきました。今回は28−80ズームを装着しました。きゃっぷさんもフォーカシングに難があるものの玄人好みのE5700(クールピクス5700)で参加です。
 


















 
        撮影:しん(F3)

ロケーション
 今回撮影の場所となった鍋島公園ですが、住宅街の一角にある割合大きめの公園です。公園の基本的なアイテムであるすべり台、ブランコ、ジャングルジム、鉄棒、砂場に加え、かなり立派な池もあります。池にせり出した休憩所や飾りの水車小屋もいい雰囲気を醸し出してます。撮影会場としては申し分ありませんし、近くに住んでいる人だけが使うのには最高です。しかし、こういう撮影会に使うには少し無理があると感じました。この公園は「近所の公園」であって大勢で押し掛けて撮影会を開くのには狭いと感じました。遊び場を奪われた子供が少し気の毒でした。主催者側もその辺を気にしてか遊具を使っての撮影会は極力短くしました。














 














 














 
     撮影:Kさん       撮影:きゃっぷ      撮影:しん

 でも、雰囲気のいい公園ですから、気分良く撮れましたよ。気が付いたかな。モデルさんみんなバラの花持ってますが、実は近所のおじさんが差し入れてくれたんですよ。なかなかナイスなおじさんでした。そういうこともあって出来上がりもいいです。われわれもだいぶ場慣れしちゃいましたね。

ライカ大人気
 確か、Kさんがこの写真を撮った直後だったですよね。突然ともっちがつかつかと寄ってきて「あっ、ライカだ」って叫んだのは。そうなんです。この写真はライカで撮影したんですよ。なんでもともっちのお父さんもライカコレクターだそうで、同じようなカメラが家にもあるとのこと。思わぬ展開にわれわれ一同どきどきでした。というより個人的には羨ましかった。










 
      撮影:Kさん(ライカ)
まさかここでライカ談義になるとは・・・・。ただ、ファインダーで見える部分と実際に写る部分の視差(パララックス)があるため頭から上ばかり撮れちゃいました。Kさん、こりゃ、たくさんテスト撮影してデータを取る必要があると思いますよ。

ペンタックス画像
 ちょっと残念?だったのが、きゃっぷさんでしょう。期待して使ったペンタックスですが、さすがに時代を感じます。きゃっぷさんのイメージ通りの画像にならなかったようです。背景のボケの雰囲気が少し違うし、画面4隅が中央部に比べ暗くなっています。このことはD1への道でまたうんちくを語りたいと思いますが、一言フォローすればこのレンズを生かせるような撮影方法(絞り値、撮影距離、状況、意図)を見いだせれば、みんな同じような写りになってしまう現代のレンズなんかよりもはるかに面白い絵になるでしょう。実際、この写真も味わいのある雰囲気に仕上がっていると思いますよ。(ただし、ブラウザで確認したところ、意識してみない限りその違いは分かりませんよ。)






 




















 
  撮影:きゃっぷ(ペンタックス)

午前の部終了&移動
 途中、怪しげな別の撮影部隊(雑誌の取材?)も乱入しましたが、最後に全員揃っての撮影で午前の部は終了となりました。人数が少なかったこともあり、参加者一人一人に撮影の機会を与えてもらったのは嬉しかったですね。
 鍋島公園を後にしたわれわれは渋谷駅に向かいました。そして私、onlyさん、Kさんの3人は横浜方面へ、きゃっぷさんは宇都宮方面のお帰りの電車に乗ったのでした。今度はみんなで横浜に行きましょう。(「はしご」にホリデーパス最高!












 
          撮影:きゃっぷ


横浜
 横浜(桜木町)に到着したのはそんなに遅くなかったので、食事をしたかったのですが、どうも集合場所に自信がなかったので、集合場所を確認してからゆっくり取ることにしました。「いかりのモニュメント」前集合だったのですが、回り道になってしまい場所の確認したのは定刻15分前でした。近くのマックで慌てて食べ、NB撮影隊に合流したのでした。(やっぱり、「いかり」は「怒り」ではなく「錨」でした)


















 










 
          撮影:Kさん          撮影:しん

NBのやり方
 撮影会は主催者によりそのやり方がいろいろ変わることを知りました。NBはモデルさんを2つに分け、途中で交代するんですね。初めゆうきさんがいなかった(そのほかの出演予定の3人はみんな揃っていた)ので、えっドタキャン?と思いましたが、後半になってもう一人最後に出演が決まったの萩原さんと一緒に入れ替え登場でした。
 雰囲気は一言でいえば身内の集まりって感じでした。この後のボーリング大会に全員参加す












 
        撮影:Kさん
るのでしょうか。お互いに知っているような感じでした。初参加の連中にはちょっと辛い雰囲気かもしれませんが、慣れてしまえばどうってことはないです。それよりむしろ、2チャンネル情報のような雰囲気がないだけよかったですよ。

ギャラリー
 NB撮影会は結構度胸が必要ですよ。完全オープンスペースでの撮影会ですよ。すごい人通りが多い中での撮影会です。ランドマークタワーをバックにするための試練ですよ。途中、野次馬の乱入もあり少し困りました。ま、よく考えてみると横浜の雰囲気をここまで出せる場所にほとんど人がいないなんてことの方がおかしいですよね。
 そういう苦労もあって、いい雰囲気の写真になりましたね。誰が見ても横浜が分かるいい写真でしたね。例によって職場で唐○さんに写真見られましたけど、一目で横浜だって分かったようです。欲を言えば、24mmくらいの広角レンズがあればもっと面白く撮れたかも。






 


















 
    撮影:しん(D100)
マニュアルF3
 F3を使っての撮影会は去年秋のMP以来ですが、85mmF1.4との相性もバッチリで、実に気持ちよくピント合わせが出来ます。先に構図を決めておいてピントグラスを使ってのマニュアルフォーカスが実に気持ちよくできるんです。D100の小さいファインダーの像を見慣れるとF3の像は大きくて明るくてピントの山がつかみやすくてシャッターをどんどん押しちゃいますよ。今回も合計200コマ以上撮影しました。











 
           撮影:しん(F3)

Kさん画像
 で、今回初参加のKさんの写真ですが、なかなかどうしてよろしいではないですか。初参加とはとても思えません。実は以前にこういう催し物に頻繁に行っていたんじゃないですか。構図、タイミングなかなかいいじゃないですか。何かオレ偉そうなこといっているけど、立場逆じゃないかと思っちゃいますよ。
 と言いながら、ストラップなしで参加したのは失敗でしたね。実際の撮影ではストラップは必需品ですね。特に2台のカメラを持つときは絶対ほしいですね。次回はキャノンのプロストラップをつけて参加しましょう。
 それから、離れて撮影しなくてはならない望遠ズームは結構辛いですよね。でも、出来上がりは最高です。Lレンズの写り完璧って感じですね。
 標準系ズームが欲しいところでしょうが、マニュアルフォーカス時代の標準ズームはいいのが少ないから見つけるのが大変でしょう。だから、こうなったら望遠ズーム1本でがんがん撮るというスタイルもいいかも。じゃなかったらやっぱり85mm単焦点レンズを探しましょう。



















 
    撮影:Kさん

最後に
 そんなこんなで撮影会も終わり、駅近くのイタメシ屋さんで反省会を開いて満足の一日が終わったのでした。それから、onlyさんの画像が手元になくて3人だけの画像で構成したことをお詫びします。
 以上、後日談でした。


 
MP21(安井まなみ・宮野由梨・河上智子)
NB☆(西野優輝・手塚香織・萩原美由紀・玉城珠里・木崎友紀)