今後
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ステージ5
- 《情報誌》
作法集も終えた段階で「景観条令の情報誌でも年1回地域に配付したい」と言うことです。これも、景観条令告示直後から話し合っていたことです。インターネットなどあり、廉価に情報を発信できる時代ですが、節目節目には紙も欲しいものです。新聞の見開き体裁で、さらなく加速を促すような刺激を街道面(線)だけではなく、地域に面として発信することです。
2011年に1回だけこの振興会の決算総会の報告に合わせ、A3表裏の記事を内部に配付したことがありますが、これ以上となりますと古希過ぎ人間にはなかなか大変で手が出せません。
- 《細かな点はどうするか》
条令の最も重要視しているところは、まず第一にセットバックとセットバック平面の道路との段差解消、第二にその他諸々です。建築時には従ってくれた。しかし、時の経過に従い物が置かれたりしているがあります。
もう一つは、隣地との塀などですが、除去に問題がないようなところがあるならば、再建築を待たずに出来るだけ早い機会に実現したいことです。こんな点にきめ細かく対処する方策を検討しなければなりません。情報誌なども役立つかも知れません。
- 《街なみ誘導助成制度の活用》
助成金の宣伝は今、新しい建物申請がある時に施主相手に宣伝しているのが実態です。上記情報誌のような中で宣伝することが出来れば街道改善効果は促進されるかも知れません。
- 《定期街道点検》
年1回情報誌とでもなれば、現場を見る必要も生じ、こんなものも一緒に出来そうです。
- ここ数年は、行政との間は年1回の総会です。「何もないからそれで済む、しかも役所を関所として街道に対する重要なチェック役を果たしている」と言うことは、ある意味では理想的なことなのですが、もう少し「何かないかを検討する」定例的な会合を増やす必要性を感じています。
今まで町方の人は第一世代が一貫して事と進めてきましたが、いずれは世代交代が起こります。一方右、行政は定期異動で5世代目に入っています。双方で「そもそもを忘れないようにする」ことが今後重要です。
《私が出る幕ではないのですが》
- 「まち」の交通や通行に対する安全がいろいろな条令に組み入れられていないのが気になります。
- 行政の施策というものは、ほとんど「こんな事が起こってしまったから何とかしよう」と言う後手後手のもので、こんな風になりそうだから先手を打っておこうというものはあまり見たことがありません。先手行政の変革です。
とこんな事を考えます。民間育ちだからかもしれませんが「(世の中は変化していますから)変化なしは退歩」というのが基本的な考え方で、今後も官民双方で常に「今のままでよいのか?何かあるか?」を考え続ける必要があるでしょう。
この景観条令実施最中ですが、側溝のグレーティング(雨などが入る鉄製の格子蓋)をハイヒールなどに危険(刺さる)と言って、細かい目のものに区役所予算で変えてもらいました。当初は目詰まりするから(いやだ)などがありましたが、そんなものは面する人に時々取ってもらえばよい、その位は民に協力を求めおかしくはないだろう、と言うような会話をしています。
側溝上に平気で看板を置いている人も見かけます。こんなものも「道路にものを置いているのと一緒なのだから、年1回位は街道を歩いて、注意して欲しいものだ、隣近所が言えば近隣同士のつまらないいさかいになるが、役所なら出来るはずだ、そのくらいの時間はあるはずだ」などと言ったこともあります。
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