大山街道景観形成協議会
大山街道街なみ作法集と助成制度(2010年)

 

作法集


助成


 ステージ4
  1. 作法集は「条令だけでは具体的にわからないものであるから、より具体的なガイドをつくろう」と行政から提案されておりました。ただ、我々まちの体力を考えると、条令と作法集の同時進行は無理と考えましたので、条令告示後直ちにと言うことにしました。
     この検討を開始するに当たっては、専門委員会を設けました。設けた理由は、将来を担う若い人を入れたかったからです。条令にはいろいろな軋轢を伴いますから、あるレベルの年配者の積極的かつ老かいな活動が必要になります。仕事持ちの若い人をこんなことで振り回すのも無理でしょう。専門委員会なら、加わることは出来るだろう、そんな中で次の時代の役割を認識してもらえればと思ったのです。我々も出席していたのですが、こんなもとで数名の若い人も加わっていました。

  2. 内容面では町方はただ眺めているだけ、ほぼ100%行政とコンサルタントなどの専門家に依存することとなりました。町方は、そもそも色相・明度などなど専門的な人が誰一人居るわけではなかったからです。ですから、この作法集の終了後「これは(行政の)Wさんの趣味だよね」と言いましたが、そもそもそんなもので良いのだと思います。

  3. 私達は全く知らなかったのですが、行政は並行して「街なみ誘導助成制度」を考えていてくれました。「まち」が一銭も行政に依存することなく自ら建物のセットバックなどをしようとしているのですから、行政も出来ることを考えよう、と言うことだったのだと思います。

  4. この部分は、ほとんど技術的な活動でしたので、あまり記述すべきことはありません。ただ、これを終えた瞬間時期と言えるのでしょうが、ある人が「大山街道を将来こんな街なみにするのはいかがでしょう」と外国の「まち」風景の写真を持って訪れて来たことがあります。黙って作法集を見せますと、口をあんぐり開けて帰って行きました。