活動年表

 大山街道活性化推進協議会の中心となっているものは、大山街道フェスタである。大山街道景観形成協議会の中心は条例である。この両者は相互補完するものと考えている。「まちづくり」とは「人(の心)づくり」と言える。逆に「人(の心)づくり」は「まちづくり」を補完すると言える。人が出来れば「まち」は自然と良い方向に向かう。そのためには知り合うことが必要である(フェスタ)。また、何も規範がなくては意識がバラバラになってしまう(景観条例など)、こんなことからである。

こんな点から、溝口大山街道振興会・二子大通り商和会・関連町会が一体となって下記の二つの協議会を推進している。

年度 大山街道活性化推進協議会 大山街道景観形成協議会
(安全・景観部会を一部含む)
その他関連事項
平成22年度
(2010)
(予定)
大山街道フェスタ(第8回) 大山街道活性化推進協議会の発足準備に2年、その後活動期間7年合計9年間でここまで達した。発足準備期間に思い付いたことではないので、商店街での話し合いなどにさかのぼれば、更に数年となった。
ここまでで壁面後退協力者は30軒程(建てかえる人のほとんど)に及んでいる。
平成21年度
(2009)
大山街道フェスタ(第7回)
  • 二子地区の条例の告示と運用の開始される、これで景観指定地区全体が実施となる。
  • これまでを第1段階として、第2段階の施策の検討を開始する。 下記を実施した。
    • 川崎市と協議会の建築者への対応の在り方
    • 条例の運用の細部の点の深化・点検
    • 建物デザインの在り方(専門委員会)→おすすめデザイン集「大山街道街なみ作法集」の制定
    • 助成制度の活用
    • 大山街道マスタープランへの対応
第2段階のものは、マンパワーの制約から、溝口と二子の条例の両方に目途がついた段階から開始したい考えを持っており、意図的に棚上げしていたものを含んでいる。
平成20年度
(2008)
大山街道フェスタ(第6回)
 これまで「地域住民のふれあいのきっかけ」を冠してきたが「高津の隣人まつり」を加え、のぼり旗による宣伝を行う。

(会場:溝口神社・ふるさと館・溝口緑地・二子神社)
  • 川崎市の担当課長が三代目となる(2008.4月)。
  • 二子地区の条例文面が固まる(2009年1月)。
  • 委員会の全体会議が開催され(2009/3/25)、
    (1)二子地区の条令文が議決される。
    (2)委員会の拡大に伴う規約の改定が議決される。
      改訂のポイントは、組織の拡大や機能の変化に対応するために、
    • 協議会と部会規約を統合する一方、
    • 溝口部会と二子部会、専門委員会の設置を可能とする。
    • 役員会、部会、専門委員会の役割や権限を明確にする。
    などである。
    (3)次年度の役員が決定される。
    (4)川崎市よりの街道に対する助成制度が説明される。
下記のような民主導の活動が認められ、
  • 行政主導の「大山街道マスタープラン」の検討が開始され、年度末に固まった。
  • また、街道の環境面の改善のために、助成制度の検討が行政独自で進められた。
これらは、協議会としては、将来のものと考えており、要請はしてこなかったものである。
平成19年度
(2007)
大山街道フェスタ(第5回)
  • 二子部会規約を制定する(2007.6.27)
  • 二子部会の部会長を中心として体制づくりを行った。
  • 協議会の全体会合(溝口を含む)を実施し、二子地区の検討開始を議決する(2008.2月)。議決権を持たない準会員も参加。
二子地区の商店街が商人純参加型であり、地権者全体をカバーしきれないために、商店街と町会の協力型とし、町会の地権者や役員に対する働きかけを実施した(地権者でない人は準会員としての参加方式:多くは町会役職者)。
平成18年度
(2006)
大山街道フェスタ(第4回)
(雨で部分実施となった)
  • 川崎市の担当課長が二代目となる(2006.4月)。
  • 二子大通り商和会の会長が交代する。
  • 二子地区の進め方を検討するために、二子地区の主要者との打合せを開始する。
  • 溝口地区は、実施に入っているので、市と協議会で建築者への柔軟な対応を開始する。溝口委員の活動は当面停滞するが問題はないと判断した。
 
平成17年度
(2005)
大山街道フェスタ(第3回)
 単にお祭り騒ぎを続けるのは意味がないと「地域住民のふれあいのきっかけ」を冠することになる。
  • 大山街道マップ第2版の作成と配布。
  • 第3回大山街道フェスタを実施する(2006年2月)。
  • 大山街道掲示板と表示(2006年3月末)。
  • 条令文の検討が終了する(6月)。ただし、条令文は前年秋から事前検討を開始しており、年度末にはほぼ構造的には固まっており、この年度に入ってからの検討は、条令文の細部をチェックするものであった。
  • 9月の条令の全面実施を目指したが、溝口地区と二子地区を分けて別個のスケジュールで実施することとする(2005.7)。
  • 地元説明会など実施(2005.8)。
  • 溝口地区が先行し2006年1月告示、2月実施となる。実施後直ちにパンフレットを全地権者に配付する。
  • 協議会に(地区別の)部会を設置出来るよう、また会への入会を趣旨に賛同するもののだけにするため、に規約を改定する(2006、3)。
    条例の実施前に出てくる建築の申請には、近い将来実施予定の条例の趣旨を説明しほとんどの建築者から協力を得られる結果となった。
 
平成16年度
(2004)
大山街道フェスタ(第2回)
  • 活動の再整理と見直しを行う。
  • 安全と景観部会の活動強化が決定される。
  • 第2回大山街道フェスタを実施する(2005年2月)。
(左の協議会の《安全・景観部会として》)
  • 大山街道活性化推進協議会の安全と景観部会が、景観形成地区に向けて具体的活動を開始の一歩として詳細な街道調査を実施する(8月)。
  • 多くの建築が噂されており、急遽「〜安全で景観良好な大山街道を目指して〜建築における勧め・建物の自己点検」を作成し、街道面や町内会に約2000部を配布する。
  • その調査結果を地域住民に対する報告する会を持つ。
  • 景観形成地区に指定され、大山街道景観形成協議会が発足し、発足会合を実施する(2005、2月)。
    直ちに、条令文の検討を開始する。

  • 溝口地区では街道の環境改善への対応を容易にするために、秋口より溝口大通り商店会(商人だけ参加)と防犯灯会(街道に面する地権者が参加している6地区別に設置されている会)の統合のための検討を開始し、年度末に統合組織し「溝口大山街道振興会」に改組する(先回り行動)。この結果、景観条例への対応は、この振興会だけでの対応が可能になった。
  • 一方、二子地区の場合は、商店街は純商店参加型であり、商店街で地権者をカバーしきれない課題があった。
平成15年度
(2003)
大山街道フェスタ(第1回)
  • 大山街道活性化推進協議会が5/23日に発足し、定例的な会合が持たれはじめる。
  • 問題点の把握と整理を行い、3部会(イベント部会・観光部会・安全と景観部会)での活動が開始される。
  • 大山街道フェスタを実施する(2004年2月;イベント部会)。
  • 街道の観光マップが作成される。
  • 防犯灯柱に「大山街道」を表示。
  • 交差点「溝口駅入口」角のマンション建設で改善を要求する(塀のセットバック)。
平成14年度
(2002)
  • 大山街道活性化のための予算獲得準備が行政で行われ、予算が決定される。
  • 年度末の年明けより、10人程で大山街道活性化推進協議会の発足準備会合が持たれる。
  • コンサルタントを決める(地域にあった現実的なものを選ぶ)。
平成13年度
(2001)
  • 地域と接点を持ちながら、川崎市・政策課題研究チームにより街道の人々にアンケート調査が実施(秋)され「歴史を生かしたまちづくり手法の見当〜大山街道をケースとして〜」として、まとめられる。アンケート調査対象は、意識的に若手を対象としてもらう。
  • 行政の本庁および地域で発表会(2および3月)が持たれる。