2001.01.05 |
<JAZZ=重箱>論!? 新春、おせち料理をながめて思ったこと。 和風、洋風、中華風…中身が何でも重箱に入ってさえいれば「おせち」になる。こりゃJAZZみたいなものではないか。JAZZは重箱だ。 もともとは一の重にアフリカ、二の重にヨーロッパが入っていたはず。 近ごろは開けてみたらとんでもないエスニック味やら無国籍創作料理だったりする。それでも許してくれる重箱の偉さよ! 私はどんなものを入れようか。開けたらハトが飛び出すとか、花火があがる、なんてのはどうかな。中はガランドウ?…それはもう試みた、と。 |
2001.07.31 |
廃刊余波 JL誌が廃刊になって、いちばん困っているのは地方のジャズファンなのだ、という、あかだっち氏の掲示板での発言を読むまでは、「ああこれでコラムの締切から解放された。毎月のネタさがしをしなくて済む」とささやかな解放感に浸っていました。 なにしろニ十年ちかくのあいだ、ただ一回の休載(それもむこうの都合で)をのぞいてよくぞ書き続けたものだ、と自分を褒めたいぐらいのものです。たかだか原稿用紙にして6枚ばかりですが、締切日が迫ってくると音楽の仕事が忙しくなるというふしぎなめぐりあわせで、毎回キツかったなぁ、などと思うわけです。 で、全国ライブハウスのスケジュールがこまかい字でびっしり掲載されたあの何ページかがもつ効用に気付かなかったのは全く迂闊でした。 音楽を演奏する側と聴く側、などと簡単に言いますが、違う立場にいる人の感覚についてのセンサーをいつもきちんと整備しておかなくては、と反省、反省。 そうそう、JL誌のコラムはこのサイトで引き継ぐことにしました。月に一度は覗いてください。 |