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「乳がんと食事について」
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1. |
乳がんに良い食べ物
2108年の乳癌診療ガイドラインから「非でんぷん野菜」「食べ物に含まれるカロテノイド」「カルシウムを多く含む食事」「大豆食品」は、乳がん予防の可能性があるとされており、乳製品などをお薦めします。
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<カルテノイドとは>
人が摂取しているカルテノイドとして、β-カロテン(にんじん)、β-クリプトキサンチン(みかん)、ルテイン(ほうれんそう)、リコペン(とまと)、α-カロテン(のり)、ゼアキサンチン(パプリカ)、アスタキサンチン(サケ)などがあります。
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2. |
2015年米国より「血中カロテノイドが高い人は低い人と比べて23%乳がんの発症が低下しており、再発も有意に少なかった」と報告された。更に翌2016年には欧州より「野菜摂取量が多い人(約400g)は13%乳がんの発症が低下した」と発表された。これらの報告を受け、本邦の乳癌診療ガイドライン2018年版より野菜摂取やカロテノイドが乳がんの発症予防の「可能性あり」と改訂されました。彩り豊かな食事で乳癌を予防しましょう!
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3. |
乳がんのリスクを上げるもの
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「アルコール」例えばビール350mlを毎日摂取すると、そのリスクは23%上昇、1日おきだと4%上昇とほぼ変わらない為、お酒が好きな人も休肝日を取るよう心がけましょう
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閉経後の「肥満」脂分だけ減らすのではなく、糖分も含めた総カロリーに注意しましょう
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あくまで食品に含まれるレベルの話であり、サプリメントなど高用量になると、どのように作用するか不明であり、お薦めしません
〔日本人の乳癌罹患率の推移〕乳がん診療ガイドライン2015
〔年齢別飲酒者割合の変化〕
乳癌罹患率は30年前と比較して約3倍に増加しており、50-60歳代では増加率が高い。興味深いことに日本人女性の飲酒者の割合も50年前と比較して約3倍に増加しており、特に50-60歳代の飲酒者の増加率が高い。
2019/3/15 ももはな会事務局