開催日時:平成30年8月25日(土)14:00〜16:00
第1部:「乳がん検診の現状」公益財団法人ちば県民保健予防財団(超音波検査士)長島真里先生
第2部:
@ メディカルメイク提供:NPO法人メディカルメイクアップアソシエーション
A メディカルウィッグ提供:株式会社スヴェンソン 千葉スタジオ

〔第1部〕
1. 乳がんの検診の現状
@ 現在では、女性の11人に1人が生涯のうち乳がんにかかると言われています。
A 乳がんは早期発見により良好な経過が期待できます。しかし、日本の乳がん検診受診率は44.9%と低水準いため、受診率をどのように上げていくかが今後の課題です。
B 受診率が低い理由として、時間が無い・経済的不安・がんであると分かるのが怖い・・・などがあります。
C 乳がん検診の目的は死亡率の減少です。そのためには早期発見(マンモグラフィ・エコー)が大切。
D 乳がんの50%以上は自己発見です。→月に1回、自己検診を習慣にしましょう(入浴時がオススメ)
<乳がんの症状>
早期発見の乳がんは一般的に自覚症状がほとんど無し
進行と共に、乳房のしこり・痛み・乳頭分泌・乳頭のただれ・乳房の凹凸などの
症状が現れる。
*しこり:ゴリっとして硬くコロコロと動かない
*痛み:月経周期に関係なく長期間の痛みは乳腺炎・筋肉痛・肋間神経痛などが
    あるため、痛みだけでは乳がんとは言い切れない
*乳頭分泌:血液が混じったような茶褐色の分泌が出る場合。ただし、良性腫瘍
      でも出ることあり
*乳頭や乳輪のただれ:治り難くかさぶたを作りそこにまた、ただれが出来るこ
          とを繰り返す
*乳頭のえくぼ:がんの進行により、えくぼのような凹みが出来ることがある
2. ちば県民保健予防財団 乳がん検診
@ 超音波検診バス4台 マンモグラフィ検診バス7台が稼働しています。ドライバー・検査技師共に全員女性スタッフで構成されています。
A 千葉県内54市町村のうち、ちば県民健康予防財団が42市町村を回っています。
40代の乳がん発見率(平成28年度集団検診にてちば県民保健予防財団が実施)
超音波検査
年代 受診者数 要精密検査数 乳がん
40代 9,708 317 22
乳がん発見率 0.22%
マンモグラフィ検査
年代 受診者数 要精密検査数 乳がん
40代 25,099 1,378 37
乳がん発見率 0.15%
B 40代では、マンモグラフィ検査と比べ超音波検査の方が、乳がん発見率が高い。40代は乳腺が豊富な人が多く、マンモグラフィでは、しこりが見つけにくい場合があるからです。
C これからの乳がん検診は、自分たちにとって価値のある検診を選択しましょう。自分の乳房の状態や年齢によるリスクなどを把握した上で検診に臨むことが大切です!
〔第2部〕
1. メディカルメイク
インストラクターは自身が皮膚変色を持つ当事者です。私たちの経験を踏まえながら、お一人おひとりの心に寄り添ってカウンセリングさせていただきます。私たちと一緒にお悩みを解決しませんか?(皮膚変色を綺麗にカバーする方法をお伝え致します)
2. メディカルウイッグ
医療用ウイッグの試着体験を行います。ウイッグ着用のコツやポイントなど、何でもご相談下さい。
2018.11.20 ももはな会事務局