|
橋本病 |
| BEFORE | HOME | NEXT |
| 橋本病(慢性甲状腺炎) | |
|
慢性甲状腺炎と橋本病は同じ病気の別の呼び方です。近年は外国でもHashimoto's Thyroiditis(ハシモト甲状腺炎)で通りますので、橋本病と覚えてしまう方がいいように思います。 ★どんな病気なの? 病気のことをきちんと理解し、注意をしていれば決して恐ろしい病気ではありません。女性には男性の20〜30倍の頻度で多く、精密検査を受ける女性の2人に1人はこの病気です。 ☆どんな症状がでるの? 橋本病自体の症状は甲状腺を触ると腫れている程度でほかにはほとんど感じられません。 ホルモンが不足すると新陳代謝が低下します。すると「食べないのに太る」、「寒がりになる」、「便秘」、「手足の皮膚がかさかさ乾いた感じなのにむくみっぽい」などの症状がでてきます。しかし、ホルモンが徐々に不足した人は体が慣れてしまい、何も感じないことがたくさんあります。ひどくなると心臓の働きが落ちて苦しくなったり、物を考えるのが遅くなり痴呆と間違われたり、さらには全身がむくんでしまう粘液水腫という状態になったりします。 △治療 ホルモンのバランスに乱れがなければ治療は不要です。ホルモンが不足した場合はホルモンを不足する分だけ飲み薬として補います。薬は甲状腺の働きがもどれば中止できますが、一生服用しなければならない人もたくさんいます。橋本病の人に生じるホルモン過剰の多くの場合自然に治りますのでホルモンを下げる薬は使いません。 ▲生活上の注意 ホルモンのバランスの乱れは自覚症状のみでは見逃される可能性が高いため、ホルモンが正常でも半年から一年に一回ホルモンの検査(血液検査)を受けて下さい。出産後などは特にホルモンが乱れやすいので、妊娠したことが分かったら一度専門医に相談して下さい(きちんと管理された橋本病は妊娠出産になんら悪い影響はありません)。また、急に甲状腺が大きく腫れたり、痛みが出たりした場合や症状のところで述べたような全身の症状が気になる場合もホルモン検査にいらっしゃって下さい。生活上の注意は有りません。強いてあげればヨードを含む海草類(特に昆布)をとりすぎないようにすることくらいです(無理して制限する必要はありません。)ヨードは甲状腺ホルモンの合成を低下させる働きがありますので取りすぎると機能低下になりやすいのです。(ヨード不足を心配する方がいますが、日本人の食生活でヨードが不足することは無いと言ってしまって良いでしょう。) (川上診療所&千葉大学第二内科 内分泌研究室) |
| BEFORE | HOME | NEXT |
| Copyright.
1999-2000 Kawakami Breast Thyroid Clinic. All rights reserved |