運動量と大腸がん

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運動量と大腸がん


 厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)において、運動量の多い男性は大腸がんのリスクが低くなることが分かったそうです。

 研究班は、1990年と1993年に、生活習慣に関するアンケートを実施した、日本の10の地域に住んでいる40〜69歳の男女約65,000人を対象として、2002年まで追跡したそうです。

運動量 リスク
最小群 1.0
第2群 0.99
第3群 0.85
最大群 0.69
 アンケート調査の結果から運動量を計算し、4つのグループに分けて比較したところ、男性については、右の表のような結果になったそうです。

 女性では、調査の内容に家事に関する質問が不十分だったためか、このような関係は見られなかったそうです。

 以前、「肥満の男性は大腸がんのリスクが高い。」という同研究班の研究も紹介しましたが、やはり、運動量が少ないと肥満になりやすく、ひいては、大腸がんになりやすいということになるのでしょうか。

 この研究は、Cancer Causes and Control に発表されたそうです。

厚生労働省研究班「多目的コホート研究」より抜粋

 
H19. 2.23(池田)

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