豆腐を食べると胃がん死半減?

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豆腐を食べると胃がん死半減?



 豆腐をはじめとした大豆製品を多く食べる人は、あまり食べない人に比べて、胃がんによる死亡する危険度が半減するとういことが、岐阜大学の研究でわかったそうです。
 研究チームは、岐阜県高山市の35歳以上の約3万人の協力により、1992年から調査を始め、食生活の面では食品別に回数や量を回答してもらったそうです。その中で、豆腐や納豆などの大豆製品について、多く食べる人、中程度の人、少ない人の3グループに分類し、99年までに胃がんで亡くなった121人(男性81人、女性40人)のデータをふまえて胃がんで死亡する率を分析した結果、男性では、少ない人の危険度を1とした場合に多い人は0.5になり、女性も同様の傾向がみられたとのことです。
 大豆に含まれるイソフラボンという物質に、がんを抑制する効果があることは動物実験などで分かっているそうです。
 岐阜大学の研究チームはこの成果を、日本癌学会で発表するそうです。

イソフラボン
 イソフラボンはポリフェノールの一種で、乳がんや前立腺がん、さらには更年期障害、骨粗しょう症の予防に効果があるという論文がたくさんあるそうです。
 イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲン(これは、乳がんのがん細胞の増殖を促進する物質だそうです。)と似ていて、エストロゲンより先にエストロゲン受容体にくっついて、エストロゲンと似た働きをするけれども、その作用が弱いために、エストロゲンの働きを邪魔するのだそうです。

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