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がんは厚生省によって生活習慣病(成人病)であるとされています。これはどういうことでしょうか?
がんの発生に対し大きな影響力を持つ要素を、生活の中から挙げてみるとわかります。
喫煙
肥満
脂肪の摂りすぎ
塩分の摂りすぎ
どこかで見たような顔ぶれですね(笑)。
これらの要素を見てみると、他の生活習慣病でもある心筋梗塞や脳血栓などと同じく生活習慣を改善することで日常生活から予防できる、ということが言えると思います。
日本では喫煙率がなぜか下がってきませんが、アメリカではご存じのように喫煙にはたいへん厳しい目が注がれています。あわせて血圧や血中コレステロールなどの測定を積極的に推し進めて、結果としてアメリカでは循環器系疾患が著しく減少してきているとのこと。たばこを吸わなくなり、従来のコレステロール値が高い食事を改めた結果、90年代以降がんの罹患率も下がってきています。そのきっかけとなったのは生活習慣を七つの因子(喫煙、飲酒、睡眠、運動、体重、朝食、間食)から子細に分析したレポートだったそうですが、普段の生活での予防が大きな効果を上げることは間違いが無いようです。
緑茶のところでご紹介したように、1つの食材が予防に即効性がある、などとは簡単に言い切れないわけですが、逆に明らかに悪影響を与えている習慣というのは徐々に浮き彫りになってきていて、それが上の喫煙や脂肪、塩分の摂りすぎという要素なのです。すでにそうした習慣にどっぷりクビまで漬かっているのに、緑茶ががんに効く!?となったら慌てて緑茶を大量に飲んでもそう大きな効果は期待できないでしょう。緑茶のところでご紹介した記事にもありましたが、緑茶を含む因子の影響を調べていたときも緑茶をたくさん飲む人ほど喫煙者も多かったこともあり、むしろ緑茶は発ガンを促す?とさえ誤解されていたほどですし。
○○ががんに効く!と報じられるたびに血眼になってそればかり飲食するより、生活習慣でのリスクを減らす方が効果的と言えるのではないでしょうか?
食生活を改善していきたい、とお考えの方に参考となる記事やホームページを紹介しておきます。
参考文献:「がんの予防・新版」小林 博・著(岩波新書603)
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