名古屋市立大学などの研究グループが、「ストレスを感じている女性は結腸がんで死亡するリスクが１．７倍高い」ことを明らかにし、日本癌学会で発表するそうです。

　研究グループは、全国４５市町村の男女８万１５８０人を対象に１９８８年から約１０年間追跡調査し、「ストレスが多いと感じる」、「生活を楽しんでいる」等の生活態度と、大腸がんによる死亡との関係を調査したそうです。

　その結果、男性は、ストレスを表に出さない人が多かったためか、ストレスの感じ方で差は出なかったそうですが、女性は、「日常ストレスが多い」人は、「ストレスを感じていない」人よりも１．７倍も結腸がんで死亡するリスクが高くなるそうです。

　ストレスを感じる女性は、飲酒や喫煙の割合が高く、睡眠時間が短く、便秘気味の傾向があるそうで、逆に「生活を楽しんでいる（＝ストレスをあまり感じない）」と感じている人は、大腸がんによる死亡のリスクが低い傾向があったそうです。

　
がんと生活に戻る