お酒に弱い人は要注意

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お酒に弱い人は要注意


お酒と多重がん
 お酒にあまり強くない人が、無理にお酒を飲むと、多重がんになる確率が、約18倍も高くなるそうです。
 国立がんセンター東病院の研究で、同病院の頭頚部がん(のどや口の中にできるがん)の患者さんのうち、食道にも複数のがんができた人について、その体質や生活習慣を調査した結果、そのほとんどが、あまりお酒に強くはないけれども、そこそこ飲めるタイプだったそうです。また、多重がんの患者さんのすべての人が習慣的にお酒を飲んでいたそうです。
 お酒を飲んですぐに顔が赤くなる人は、このそこそこ飲めるタイプのようですので、とくにこのタイプの人は、無理してたくさん飲まないように気をつけましょう。

アルコールと遺伝子
 お酒に強いか弱いかは、遺伝子で決まっているそうです。
 アルコールからできるアセトアルデヒド(二日酔いの原因ですね。)を分解する酵素をつくる遺伝子の型がDD、ND、NNとあって、DDの人は、体質的にアルコールを受け付けないタイプ、NDの人は、あまり強くないけれども、そこそこ飲めるタイプ、NNの人は、お酒に強いタイプなのだそうです。
 アルコール依存症の人は、ほとんどがNNのタイプの人だそうですので、お酒に強いからといって、毎日毎日お酒を飲まないで、休肝日をもうけてください。


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