「百聞は一見にしかず」と言いますから、実際の投射画面をお見せしながらご説明いたしましょう。
テストに使用した機材は、
- PIONEER HLD−X9
- イーストン マイルドスクリーン120型
- オリンパス C−1400L(撮影カメラ)
まず、周辺部分の光量はアップされ、画面の明るさは均一化されたでしょうか?
(画像をクリックするとフルサイズになります)


XV−Z4050 XV−Z5000
ご覧の通り、見事に周辺部まで明るくなっています。
(実際の画面は双方とも、もっと周辺までムラなく明るく映ります。
画面が台形に歪んでいるのと、四隅が暗いのはカメラの問題ですからご安心下さい)
映画のワンシーンはどうでしょうか?
(画像をクリックするとフルサイズになります)


XV−Z4050 XV−Z5000
Z4050「シアターモード・明るさは標準」 Z5000「シアターモード・明るさは−1」
この設定でこれだけの差があります。Z5000がより暗部の再現性に優れ色合いも鮮やかです。
(実際の映像ではその差はもっと小さく感じられるはずです)
次に画面の右上部と右下部を、ズームアップして撮影しました。




XV−Z4050 XV−Z5000
Z4050「シアターモード・明るさは標準」 Z5000「シアターモード・明るさは−10」
撮影がちょっと下手なのはお許し頂くとして、明るさの設定がZ4050は標準、
Z5000が−1であることを考慮しなくても、Z5000が画面全体で暗部の
再現性に優れることを後納得いただけると思います。
(ただし、何度も申し上げますように実際の画像はこれほど差はありません)
結論として、Z5000は、Z4050のが質を確実に上回っていると思います。
しかし、Z4050をすでに持っていて調子よく使えるなら、「あえて買い換えるほどの差はない」
と感じました。なぜなら、買い換えのコストを考えると、イーストンのスクリーン、
ビスコムのVSA−2000を追加購入する方がメリットが大きいはずだからです。
現在、Z5000とZ4050を約4万円の価格差で販売しておりますが、その選択も難しいようです。
なぜなら、Z4050にビスコム/VSA−2000を追加購入すれば?
画質は逆転するかも知れません。
いずれにしても、近い内にビスコム/VSA−2000を使用した場合と、
そうでない場合の画質差をテストしてアップロードする予定です。
Z5000とイーストン・スクリーンとのマッチングにおいて現在の設定は、
映像は+15・明るさは−1・ホワイトバランスは赤+7.青−7・色の濃さ−3・色合い−1・画質−12
で良い結果を得ています。(標準設定では青が強いようです)
次のページでは、「液晶プロジェクターの限界に挑戦」し、「スタック投影」の実験を行いましたので、
ご覧頂ければ、きっと面白いと思います。