 |
シンギングボックスのコンセプト
AIRBOWのプロジェクトには多くの友人達が参加してくれています。ただ音楽を聞くのが好きな人もいれば、本格的に楽器を演奏する人もいます。音楽を愛好する友人達に共通の思い、それは心の中に眠っていた、豊かな感情や素晴らしい能力を育んでくれた”良い音楽”を、最高のプレゼントとして次世代の子供達に伝えることです。
このシンギングBOXの第1弾は、最高の音楽を可能な限りの低価格で提供するために、現時点でのAIRBOWの最高の技術と、友人達と培ってきた音楽へのありったけの思いを込めて製作しています。
音楽の心を知る大人から、これから成長する子供達への最高のプレゼント。それがシンギングボックス第1弾発売の一番大きな目的です。
もちろん、音楽好きな大人のための、、デスクトップ、あるいはサブシステムとしても最適ですし、PMC/FB−1などのさらに高性能なスピーカーを奢ってやれば、AIRBOWの名に恥じない十分なメインシステムとして通用する実力を保証します。
|
 |
シンギングボックスの特徴
レーザーセッターなどを使った精密なセッティングや複雑なルームアコースティックの調整を行わなくても、2本のスピーカーの間隔を1m程度離して、正三角形の頂点あたりで聴いて頂ければ、それだけで100万円を超す高額オーディオシステムを確実に凌駕する立体的で躍動感溢れる音楽表現力が実現します。
また、リスニングポイントや設置条件にこだわらなくても、十分な立体音響が得られます。
スピーカーが小型でもシンフォニーの広がりやジャズの躍動感など、低音部分の音階やリズムが明確に感じ取れます。
100万クラスのオーディオセットに匹敵、あるいはそれらを十分に凌駕するほどの音の細やかさがあります。ボーカールの唇の濡れた感じや、バイオリンの擦れる音、シンバルの音が消え入る様子などを見事に表現します。
|
 |
SCD−1868/KAIについて
本体のベースになっているのは、CEC SCD−1868というとってもキュートな(ちょっとチープ)CDラジカセです。出力はたったの5W+5Wですが、これがなかなかの強者で改造前の状態でもかなりの良い音質なのです。
このCDラジカセをベースに、CDシステムクロックの発信回路の改善、電源レギュレーターの改善、信号カップリングコンデンサーの変更など、20数カ所に及ぶ改良を加えて、CECの工場で生産されます。
さすがに、この価格ですからカセット部の音質には期待しないでください。ノイズも回転ムラも非常に多く、とてもハイファイ的な使用に耐えるものではありません。しかし、CDプレーヤー部とチューナー部の音質をお聞きになられれば、価格を遙かに超えるこのラジカセの音質が”AIRBOW”の名に恥じないものであることにすぐに御納得いただけるでしょう。
まず、音の広がりと音の細やかさが”普通”ではありません。これは、すべてが一体となっているコンポーネントはロスが少なく、音が良いという証明です。
そして何よりも、”音楽の躍動感”がきちんと表現されます。残留ノイズがやや多いので90dbを超えるような高能率スピーカーとの組合せはお薦めできませんが、LS−3/5Aなどの小型高音質スピーカーやPMC製品などと組み合わせてお聞きいただければ、この高額なオーディオアクセサリーの価格に満たないラジカセが、音楽を聴くには十分な性能であることにお気づきになられるはずなのです。
ボーカルや小編成のクラシックはもちろんのこと、大編成のフルオーケストラも楽々ならしきるどころか、音楽の表現力に於いてほとんどの高額な国産オーディオ機器はまったく歯が立たないスーパーラジカセこそ、SCD−1868/KAIなのです。
|
 |
AUDIO−PRO IMAGE11/KAIについて
本体部分がいくら高音質に仕上がっていても、さすがに付属のスピーカーでは良い音は望めません。ユニット自体の音は変な癖がなく、フルレンジなので(カタログには2Wayとありますがそれは間違いです)それなりに音楽を楽しむことはできるのですが、哀しいかなフルレンジユニットとプラスチックの華奢なキャビネットの強度が低いことが相まって、細かい音をきちんと再現できません。
そこで、密閉型2Wayで音の良いオーディオプロのイメージ11を軽くチューンナップしてシンギングボックス第一号のスピーカーとして発売することにしました。
このIMEGE11/KAIはどこに置いても”十分な音の広がりが得られる”事をもっとも重視して作っています。
小型で密閉と言うことで危惧される低音も十分な量感を持って表現され、逆に密閉型ならではの切れ味の良い低音は、JAZZやPOPSなどをお聞きになられるときにも十分なパンチがあって心地よいリズム感に包まれるのです。
|
 |
結論
AIRBOWの最高のシステムがコンサートホールの特上の席(JAZZなら舞台のそで、クラシックなら一階席の中央前方あたり)だとすれば、シンギングボックスの音質はもう少し廉価なチケットで座れる席に当てはまります。
つまり、このセットの本当のすごさは、AIRBOWの最高級システムと再生音がまったく変わらないことなのです。楽器の音もボーカルの声もクォリティーが落ちるのは仕方がありませんが、音質や音調はまったく変わらず再現されますから、音楽のクォリティーなら最高のシステムに匹敵すると言い切っても言い過ぎではありません。実際に、複数のプロの演奏家にこのシステムは購入いただける予定です。
このセットこそ、お聞きにならなければ信じていただけない”AIRBOW製品”最たるものです。
そして、価格が一番安いこのセットにこそ、実は”最高のAIRBOWの技術”が投入されてるのです。
なぜなら、コストに限度のないシステムでいい音を鳴らすのは簡単ですが、(世間ではそうではありませんが)コストに縛られた廉価なシステムの開発で遙かに高額なシステムに匹敵する音楽性を実現するためにこそ、”最高の技術”が必要とされることは言うまでもありません。 |