キャメロット・テクノロジー
オーディオ電源ケーブル・電源タップやデジタルケーブルでおなじみの「キャメロット・テクノロジー/U.S.A」より、高度な計算能力を持つ「外付け Y・Cフィルター / VPS−1 / ¥148,000」が発売されましたので、その効果をテストしました。 すでに雑誌などでも紹介されているとおり、VPS−1はビデオやレーザーディスク、DVDなどの映像機器より出力される「コンポジット信号」を「Y/C分離出力(S端子出力」に変換する装置です。 VISCOMとの違いは、VISCOMが「映像信号の階調」をさらにきめ細かくコントロールし、「見えなかった表現」を取り出すための装置、であるのに対しVPS−1は、「映像信号の更に高精度な分離」を行い、「分離の際に失われている表現」を取り出す装置であるのがその違いです。 まあ、構造的な違いや手法はさておき、「価格に見合う改善効果」があればそれでよいのです。雑誌などでは「信じられない!」・「驚くべき!」・「桁違い!」などの、誉め言葉が連発されていますが、「彼らの言葉が大げさでないか?」、その効果を一緒に見てみましょう。
HLD−X9 / S端子出力 VPS−1 使用
正直、「これが結論!」といえるほどの結果は得られませんでした。確かにVPS−1を使用することで「画面の明瞭度と彩度」は明らかに改善(増加)します。使用したレーザーディスクが「HLD−X9」という高性能な機器であったことが災いしたのかも知れません。 ただし、カラーバーの画像でお分かり頂けますように、「エッジのキレ」は目覚ましく向上しますから、「字幕の見やすさ」は画期的に改善されます。もちろん、「発色や階調」も改善されますから、商品名の通りに画面はクリアーさを増し「クリスタル」に近づくことは間違いありません。 確かに、確実に画質は改善され、使用することでの悪影響はほとんど感じられませんので、お客様がお使いの機器のグレードと、お望みになる映像の質に応じ、¥148,000という価格をどのように判断なさるかではないでしょうか? |
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