液晶プロジェクターの極限に挑戦 ビスコムのページで、さわりだけご紹介いたしましたが液晶プロジェクターのスタック映像についてご紹介したいと思います。 スタック投影とは、二台(ないしは複数台)のプロジェクターを上下に重ねて(2段積み)にして設置し、一枚のスクリーンに映像を重ねて投影する方法です。 長所としては、これからご覧いただく通り「映像のダイナミックレンジ(明るいところと暗いところの表現の差)」や「階調(色の変化)」が改善されるところにあります。 短所は、価格が高くなる、映像がずれる。などがあげられます。 長所が短所を上回ることができるかどうか、ご覧下さい。
上二枚の映像が,[XV-Z5000]の映像。下の2枚が[XV-Z4050&VISCOM+XV-Z5000]の映像です。 左の画像のセンターの「十字」、右の映像の「SNELL&WILCOX」の文字などは明らかに上2枚の画像がシャープです。 しかし、右二枚の上下左右の「カラーバーのコントラスト」に注目して下さい!
いずれの画像も、左が[XV−Z5000]・右が[XV−Z4050&VISCOM+XV−Z5000](スタック投影)です。
まず、一番上の画像で「色の表現」に関しては、「スタック」が圧倒的に有利であることをお分かりいただけると思います。 2番目の画像で、「細やかさ」の表現では、必ずしも「スタック」が有利であるとは限らないことをお分かりいただけると思います。 最後の画像で、「黒の階調」に関しても、「スタック」が断然有利であることをお分かりいただけると思います。 しかし、ここで大きな問題点を一つお断りしておかなければならないのです。 動画、特に動きの激しい場面では「画像のにじみ」はまったく問題とはならないのです。 スタックを特別に推奨しているわけではありませんが、是非一度は御体験いただくことをお薦めいたします。 そうすれば、きっと「液晶プロジェクターあなどりがたし!」とお感じになられるでしょう。 |
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