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ラインダブラー(プログレッシブ・スキャンコンバーター)は、大画面を見づらくする
走査線やジャギー(斜めの線のギザギザ)を低減し、大画面で高画質を実現する
ための欠かせないアイテムとして、今非常に注目されています。

 

今回は、あこがれの高画質モデル・ファロージャの新製品、DVP−2200
ファロージャのチップを搭載した廉価モデル、三菱
VC2001M
高画質ラインダブラーの入門機、日本VISCOM 
KINO701(V2.0)
のそれぞれの画質を比較視聴してみました。

 

機能比較

FAROUDJA DVP-2200

定価 \1,200,000
映像入力端子
コンポジット:1系統RCA
S端子:1系統
色差入力:Y/Cr/Cb1系統
D-sub15ピン(パススルー)

外形寸法
W438×H108
×D432o

質量 7.8s
消費電力 40w
映像出力端子
出力1:R,G,B,H,V,CSYNC又はY/Pr/Pb
出力2:D-Sub15pin
(R,G,B,H,V,又はY/Pr/Pb)
いかにも海外製と感じるデザイン。入力も必要なものだけが装備されています。

MITSUBISHI VC2001M

定価 OPEN
映像入力端子
コンポジット:6系統RCA(内1BNC)
S端子:6系統
色差入力:Y/Pr/Pb、Y/Cb/Cr・6系統
RCA/AVアンプ用オンスクリーン入力:コンポジット(RCA)
外形寸法
W426×H100
×D339o

質量 8.5s
消費電力 38w
映像出力端子
RGB2系統
出力1:R,G,B,H,V(BNC端子)
出力2:D-Sub15pin(R,G,B,H,V)
REC-OUT:RCA、S端子
製品名がプロセッサーではなくビジュアルセンターというだけあり、入力端子が多いのが特徴です。
ただし出力がRGB出力のみで、色差出力がなくRGB入力のないTVなどでには、
使えませんので注意が必要です。
プログレッシブで入力の信号を接続する時には、ラインダブラー機能だけをスルーすることができます。

日本VISCOM Kino701

定価 \180,000
映像入力端子
S端子:3系統
色差入力:Y/Cb/Cr2系統(RCA)
外形寸法
W426×H100
×D339o
質量 8.5s
消費電力 38w
映像出力端子 RGB兼色差1系統
G/Y、B/Pb、R/Pr、
HD、VD、CSYNC(BNC端子)
薄型でシンプルなデザイン。いかにもプロセッサー的な外観をしています。入力も、5系統と充実の装備です。
 
付属品比較
各リモコン比較

左からDVP-2200/VC-2001M/kino701
DVP-2200はマルチリモコン
kino701は一見マルチリモコンですが
市販の汎用リモコンを使っているためで、
実際は中央部の9個のボタン以外使いません。

各イルミネーション比較

DVP-2200は全面ボタンで派手な感じです。
VC-2001Mは十字キーの周りにピクチャー調整
kino701は当然光りません。 

VC-2001Mの内部の基板です。
ファロージャのチップを確認。
DVP-2200 天板のネジの所に封印。 

 

  今回のテストに使用した機材。
  撮影用デジカメをFUJIFILMのFinPix4900Z。
  プロジェクターにNECのLT84J。
  スクリーンはOSのAM-V080B・PP(スプリングローラー4:3 80インチ)
  動画画像シーンをA-B間リピートし同じタイミングでシヤッターを切って撮影しています。

 

画質チエック[1]
今回の視聴はいつものデモdtsソフトでなく
最新ソフト‘M:I ‐2’でチエックを行いました。
色調はフラットな状態で視聴。

FAROUDJA DVP-2200 MITSUBISHI VC-2001M 日本VISCOM Kino701
各カラーバー DVP-2200の発色が控えめで、kino701が派手目なのがわかります。
さすがファロージャ、フイルムライク!
画面ではちょっとわかりにくいかも?
ファロージャと比べ色が濃く、赤みがかって感じられます。 DVP-2200とVC-2001の中間位の色調です。
動きの早いシーンで車がブレていますが、道路やバックの岩など色調が個々に違うのが分かります。
↑↓細部の表情 
お札のシーンはDVDプレーヤーを静止画にして撮影してみました。
ビルの夜景

今回の視聴で色合いの出方で作品のイメージが随分違って見えます。
 しかし、どのモデルにもかなり細かなRGB調整機能があり、色合いは微調整できます。
 試聴に使用したDLP方式のプロジェクターなら、その違いがハッキリと表現されます。


ファロージャのDVP-2200はアメリカ製であり、日本製の2機種とは基本的な絵作りの違いを感じます。
 映画のフイルム的な表情はとても良く映画館のスクリーンを見ているような気になります。
 派手な絵にならず渋い色調ながら色彩が豊富で、ノイズも少なく奥行きが深く表現されます。
 画面の透明感の高さは驚くほどで、絶対3管と組み合わせたい逸品です。
 現在究極のラインダブラー、ファロージャの面目躍如といった所でしょうか。

 ただ、今回は確認しませんでしたがこの色調のままTV放送やビデオ収録の映像を見ると、
 違和感を感じるかも知れません。
 その場合には、ソースに合わせて色合いを微調整をしメモリーすることで対処できます。


三菱のVC-2001Mはファロージャ製のチップを使用しているため、
 DVP-2200と動きの滑らかさ、色差の豊富さノイズの少なさなど等
 基本的な画質はとても似通っており、非常にスムースな印象です。
 しかし絵作りはファロージャとは正反対な感じで、輪郭をしっかり出すファロージャに対し、
 VC-2001Mは輪郭を強調せず、自然な感じに見せています。
 
(今回の画像では少しわかりにくいかも知れません)
 色調も色鮮やかな日本人好みのTVライクな感じを受けます。


kino701は今年春頃にバージョン2.0になり、前回のテストで気になっていた
 「画面全体がやや白っぽくなり、黒が締まらない感じ」が改善され、
 非常に好ましい絵作りになりました。

 プロセッシング・チップはDVDO社製の物で、プリンストン社製ラインダブラーと共通です。
 DVDO社のチップは2−3プルダウンが滑らかに行えるのが特徴で、動きのある画面では、
 横スクロールの細かい描写時に若干の画像処理の遅れによる引っ掛かり感は有りますが、
 意識して見ていないと分からないレベルで、価格を考慮すると十分な性能です。

 色情報の豊富さ、奥行き感などはさすがに上位機種に譲る所はありますが、
 色調はDVP-2200とVC-2001Mの間で、これはこれで魅力を感じます。

 

画質チェック[2] 
各ラインダブラーの色調を、DVP-2200に合わせるように調整しました。

DVP-2200標準画像 MITSUBISHI VC-2001M標準画像 日本VISCOM Kino701標準画像
DVP-2200標準画像
上と同じ画像です。
人の顔や服装の色、白いフェンス、奥の暗部
いろいろなシチュエーションが揃っているこのシーンを基準に調整してみました。
SHARP    +9
CONTRAST  +8
BRIGHT    ±0
COLOR    -10
TINT     +10各調整値 
オンスクリーン上が調整値
ある部分の色を合わせると他の部分がずれ、なかなか同じにはなりません。合ったと思っても、シーンが変わるとまた色が違って見えます。
ラストシーン やや明るめですが、色合いはほぼ近くなりました。 芝生が鮮やか目に出ます。
カラーバーでの比較。違い分かりますか?
オープニング画面 夕焼け・朝焼け?
赤みや陰の部分が濃いめ。
全体的に明るめな色合いです。
色調を合わせたつもりでも、見事に違っています。kino701が色濃く再現されています。
kino701もかなり良い感じの色合いです。

 

色調を合わせたテストの結果

VC-2001Mは、DVP−2200と同じファロージャ製のチップを使っているため、
 色合いの調整で雰囲気は近くなります。しかし、演算回路かあるいはプロセス
 の違いによる「色情報の豊富さ」では、やはり本家のDVP−2200に一歩譲ります。
 しかし、実売で80万ちかい双方の価格差を考えると、VC−2001Mは非常に優秀です。
 調整機能などもファロージャに近く、三菱の製品とは思えない使いやすいラインダブラーです。
 唯一の欠点は、色差出力が装備されていないことでしょう。

Kino701は明るく色乗りを押さえ切れず、シーンによっては良い感じもするのですが、
 ここまで、優秀な画質の製品と比較するのは無理で、やはり、ワンランク以上の画質
 の開きが感じられます。

それぞれのダブラーの画質を無理に合わせるのでなく、再生機器や、
 プロジェクターの特性を生かように調整すると、また違う結果が出そうです。


  購入アドバイス   

DVP-2200
  システムを一通り完成させておられる方で究極のシネマ画質に挑戦される方に。
  今年中に、画質はそのままで価格を抑えたモデルが発売されるという情報があります。(未確認情報です)

  お使いになるプロジェクター・スクリーン・DVDプレイヤー・AVアンプ・スピーカーシステム等には
  最高のクォリティーが要求されます。

VC-2001M
  LDやビデオデッキ等、DVD以外の色々な装置や映画再生以外にも高画質でプロジェクターを楽しみたい方に。

  プロジェクターの画質は、DLP以上が必須です。液晶プロジェクターではKINO−701との画質の差がでません。
  決して安い買い物ではありませんが、ファロージャ製チップ搭載でこの価格は非常にお値打ちです。

Kino701
  低予算で、プロジェクターの性能をフルに引き出したい方に。
 
 (パソコンが繋げるプロジェクターなら接続可能ですが、プロジェクターのモデルが古い場合には確認が必要です。)

  最近のハイエンドDVDプレイヤーに内蔵されている、プログレッシブ出力の画質は単体プロセッサー並の
  性能が実現されている製品もあり、「ラインダブラー」だけの機能で満足できるならそれでも十分です。

  しかし、多彩な色補正、ガンマ補正、その他の調整回路の豊富さと、その画質設定の細かさ、
  画質メモリーの数など、プロジェクターの能力を使い切るという部分では、701が断然有利です。

 

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