コンパクト・DVビデオカセットレコーダーの紹介
民生機で「スタンダード(フルカセット)DVテープが使えるDVデッキ」を探しても、新品中古を含めなかなか見つからなくなってきました。
そこでご紹介したいのが、2003年9月に、新発売されたビクターの「BR-DV3000」です。業務機ですが家庭用のDVカメラで撮影したテープがそのまま再生できます。
DVCAMで記録されたテープの再生もサポートしています。
縦置き設置も可能なので、狭いスペースで設置できます。
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VICTOR BR-DV3000
標準価格 230,000円
逸品館販売価格は、お尋ねください。 |
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スタンダードDVテープ・ミニDVテープに対応
アダプター無しで、そのまま使えます。
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付属のワイヤレスリモコン |
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リアパネル端子
左上・DV入出力端子左側・アナログ入出力端子
中央・9Pin(RS-422A再生時対応)
SERIAL(別売り・ワイヤードリモコン・フットスイッチに対応)
右側・NTSC/PAL選択スイッチ(アナログ入力時に選択、DV信号は自動判別)
電源はDC12VのACアダプターが付属。 |
外形寸法 174(幅)×68(高さ)×260(奥行)mm
消費電力 約14W
重量 2.5kg
フォーマット DVフォーマット(SPモードのみ)
信号フォーマット NTSC/PALに対応 |
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DVCAM互換再生機能。
左上DVCAMのランプが点灯します。
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オンスクリーンメニュー画面。
下から2つ目にヘッドドラム使用時間を標示します。
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静止画・コマ送り再生・特殊再生
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メニューやリモコンでコマ送りの量や静止画の選択が出来ます。
FIELD :フィールド単位でコマ送りします。
1stFIELD :フレーム単位でコマ送りし、1stフィールドで停止します。
2ndFIELD :フレーム単位でコマ送りし、2ndフィールドで停止します。
FRAME :フレーム単位でコマ送りします。 |
スローモード0→0.1(コマ送り)→0.33→0.5→1倍速:逆転再生も可能
サーチモード×20→×5→×10→×20倍速(リバースも同様)
DVCAMモードでは、最速は15倍速となります。 |
業務機だけに、静止画再生はキメ細かな配慮で多機能です |
その他の機能 |
ユニークな「シリーズ(バックアップ)録画機能」
カメラレコーダーをBR-DV3000とDVケーブルで接続し、
カメラレコーダーのテープが終わる5分前に録画を始めます。
長時間の連続録画が可能です。(但しトリガー操作は不可) |
アナログ出力による画質の違いを確認してみました。カメラはPanasonic NV-MX5000で撮影しています。
Panasonic NV-DV10000の画像↓
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Victor BR-DV3000の画像↓
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SONY DSR-PD150(DVCAMムービー)の画像↓
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当初、想定していた以上の画質差が確認できました。
NV-DV10000の画像は、全体に色が濃く、黒色が潰れ気味になり細部の画面の甘さが目立ちました。
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BR-DV3000のきめの細かい、バランスの取れた画像は、まさにビクターの業務画質です。コンパクトなデザインの見た目から画質はあまり期待はしていなかったのですが、意外にこれだけの差が出ましした。
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DSR-PD150は色合いが全体に薄く、情報量が乏しく感じます。据え置きデッキでは無いので画像は当然不利が予想されましたがその差がハッキリ分かりました。
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BR-DV3000は、コンパクトで必要十分な機能があり、なおかつ「デジタル記録」のDVデッキにもはっきりした画質の差があるということを再認識させてくれました。
高画質・高機能のDVデッキとして、また撮影のバックアップ・編集・スタンダードテープによる保存版作成に一台3役を完璧にこなしてくれる、頼もしい存在です。