看護部
学会参加報告
参加学会名
第47回日本看護学会－看護管理―学術集会
参加者
副看護部長 山本 百合子
参加した感想
2016年9月27日～28日に石川県金沢市にて開催された第47回 日本看護学会看護管理学術集会に参加した。
講演・シンポジウムの内容は 地域包括ケアシステム・認知症・看取りが中心で、その時代背景を反映した平成28年度診療報酬改定であった。
特に興味があったテーマは、院内デイケアであった。高齢化と比例して認知症の患者さんも多く、目が離せない、繰り返される転倒、それによる入院期間の延長、昼夜逆転、暴言暴力、予想外の行動、治療のための拘束などが、絶えず病棟看護師を悩ませている。それでも退院支援には離床を促すため、車いすのまま詰所で眠っている状況も数多く見てきた。
そこで、そのような患者を1か所に集めて、院内でデイケアはできないかと考えていた。日替わりで、塗り絵やレクレーション、生け花などで昼夜逆転を是正すれば、認知も落ち着き良い結果が得られると思う。発表の結論でも「食事摂取量や睡眠状況、患者の意欲の向上などの変化を認め、生活リズムの改善が見られた」と報告された。当院でも課題は、山積であるがその先を想像するとワクワクする。
